最悪の状況 ページ38
慎 side.
なんとなく勘できた俺の家には、俺が一番見たくない光景が広がってた。ソファに押し倒されてるAと、その上に覆い被さる母さんの連れてた男。Aは制服を破られて体が露わになってて、ポロポロと涙を零してた。
慎「は……?な、にしてんだよ、」
男「チッ…なんでわかったんだよ、」
慎「おまえAに何してんだよ!!!」
男の胸ぐらを掴んで壁に押し付ける。喧嘩慣れしてないのか必死に抵抗してくるけど全然意味なくて、そんな男を殴って今度は床に叩きつける。
慎「…Aに手出してただで済むと思うなよ、」
男「がは、っ…くそ、っ」
動けない体を無理やり動かして床を這って逃げようとする男を踏みつけて、馬乗りになって何度も殴る。…許さない。殴っても殴っても気が収まらない。Aに手出したやつは、許さない。
「ま、こ、まこっ…」
ふと後ろから聞こえてきた震えてるAの声にやっと動きを止めて、もう意識がほぼない男の上から退いて振り返るとソファの上でボロボロ泣きながら縮こまってるAが何度も俺の名前を呼んでた。
慎「Aっ……!」
「ふぇ、まこ……わ、たし…っ」
慌てて駆け寄ってAの体を抱き締めるとビクッと跳ねたAの体。……俺が抱きしめて怯えたことなんてなかったのに。それだけのことをこいつにされたのかと思うとまた怒りが湧いてきて、思わず強くAを抱き締めた。
、
595人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「THERAMPAGE」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あや - 読ましてもらってますこれからもがんばってください!!!!!!!!!!! (2019年9月29日 13時) (レス) id: 674af23c92 (このIDを非表示/違反報告)
ぺこ(プロフ) - 佐野慎さん» ありがとうございます!わたしもまことくん推しでついまことくん贔屓になるのでぜひまこ推しの方に読んでいただきたかったので嬉しいです、、! (2019年9月16日 22時) (レス) id: 73513cd31a (このIDを非表示/違反報告)
ぺこ(プロフ) - 狼さん» ありがとうございます、、!これからも守られますよ〜〜!! (2019年9月16日 22時) (レス) id: 73513cd31a (このIDを非表示/違反報告)
ぺこ(プロフ) - さくらさん» お返事遅くなりました、、ありがとうございます!これからも更新頑張ります!! (2019年9月16日 22時) (レス) id: 73513cd31a (このIDを非表示/違反報告)
佐野慎(プロフ) - いつも楽しく読ませてもらってます!!まこっちゃあああん(推し)!!無事であってほしいです…!急なコメント失礼しました笑。 (2019年9月15日 20時) (レス) id: eb52afa9d0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ぺこ | 作成日時:2019年8月31日 13時