中学時代3 ページ15
壱馬 side.
呼び出された場所へ行くと柱にくくりつけられたAとこの間喧嘩したやつらが目に入った。先頭を行っていた慎は明らかにキレてて、正直俺でも止められるかわからない。
北「A!!!」
「みんな、っ……!」
「よぉ、この間は世話になったな」
翔「っA返せよ!!!」
「返して欲しけりゃ大人しくやられろ」
そう言って男がAの髪の毛を掴んだ瞬間、いきなりガシャンッ!!!と大きな音がして、俺の隣にいた慎が背後のシャッターを殴った、らしい。
慎「………ふざけんな」
「あ?」
慎「Aに触んな」
そう言いながらゆっくりと男とAに近づいていく慎。そんな慎に大人数で一斉に殴りかかっていく奴らを合図に、乱闘が始まった。
壱「くっ…キリないなこれ」
北「壱馬、Aは!?」
大乱闘の中、北人の言葉で視線を動かすと慎が殴りかかってくる奴らを交わし、殴り返しながら確実にAの方へ近づいていた。慎がAの髪を掴んでいた男の前までたどり着くころには俺たちの乱闘も落ち着いていた。
「クソッ…!それ以上近寄ったらこの女タダじゃ済まねえぞ!」
そう言ってナイフを取り出しAに向ける男。さすがにやばい、と俺たちで慌てて慎を止めても、慎は止まろうとしない。
慎「もう一回だけ言う、…Aに触んな」
「く、くるんじゃねえ!!」
慎「…あぁ、頭だけじゃなくて耳も悪いのか」
そう言い放った慎の声は聞いたことないくらい冷たくて、まるで知らないやつみたいだった。次の瞬間、男の手元めがけて足を振りかざし蹴りを入れ、壁に男の体を押し付けた。
「ゔっ………ぁ、あ…」
慎「…覚悟できてんだろうな」
「やめ、………っ、」
首元を掴み相手は大の男だと言うのに軽々と持ち上げ壁に押し付ける慎は加減を知らない子供のようにどんどん力を入れた。
慎「Aに手出しといて生きて帰れると思ってんなよ」
「かはっ…………」
樹「っやばいって!!」
翔「おい慎………っ!?」
慌てて翔平と樹が慎を止めに入るけど慎はふたりを突き返した。…これはマジでやべえ、と俺も止めに入ろうとしたときだった。
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あや - 読ましてもらってますこれからもがんばってください!!!!!!!!!!! (2019年9月29日 13時) (レス) id: 674af23c92 (このIDを非表示/違反報告)
ぺこ(プロフ) - 佐野慎さん» ありがとうございます!わたしもまことくん推しでついまことくん贔屓になるのでぜひまこ推しの方に読んでいただきたかったので嬉しいです、、! (2019年9月16日 22時) (レス) id: 73513cd31a (このIDを非表示/違反報告)
ぺこ(プロフ) - 狼さん» ありがとうございます、、!これからも守られますよ〜〜!! (2019年9月16日 22時) (レス) id: 73513cd31a (このIDを非表示/違反報告)
ぺこ(プロフ) - さくらさん» お返事遅くなりました、、ありがとうございます!これからも更新頑張ります!! (2019年9月16日 22時) (レス) id: 73513cd31a (このIDを非表示/違反報告)
佐野慎(プロフ) - いつも楽しく読ませてもらってます!!まこっちゃあああん(推し)!!無事であってほしいです…!急なコメント失礼しました笑。 (2019年9月15日 20時) (レス) id: eb52afa9d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぺこ | 作成日時:2019年8月31日 13時