まこ３ ページ12
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壱馬さんと北人さんが俺を呼ぶ声がすぐ近くで聞こえたけど、体が止まらない。Aを怖がらせたこの男を、Aに触れたこの男を許せるわけがない。
「まこっ！！！」
突然ふわ、と後ろから抱きつかれてやっと止まる俺の体。恐る恐る首を後ろへ向けると涙を流しながら俺の背中にしがみつくAと目があった。
慎「あ………、A、」
「まこ…も、いい、から…ごめん、ごめんね…っ」
ぽろぽろと泣きながら俺にしがみつく力を強くしたAにやっと我にかえる。ふと地面へ視線を戻すと明らかに意識がないであろうさっきの男がいて、ふっと俺の腕から力が抜けるのが分かった。その瞬間掌がジリッと痛んで確認すれば爪が食い込んだせいで血が出ていた。
「まこ、…っ、怪我してる…」
慎「あぁ…平気、それよりAは」
「わたしは全然平気だから…ごめんね…わたしの、せいで…っ」
泣きじゃくるAに体を向けて細い体を今度は俺がぎゅっと抱き締める。俺の腕の中で「ごめんね、ごめんね」と繰り返すAをさらに強く抱き締めた。
慎「無事で、良かったっ………」
「まこ、っ………」
あいつにAを奪われたとき、正直怖かった。
Aが俺の元からいなくなったらどうしようって思ったら怖くて、何も考えられなくなって。
壱「まーこーとー、やり過ぎやぞ」
慎「……ごめん」
北「ったくもう、ヒヤヒヤしたじゃん」
呆れたように笑う壱馬さんと北人さんに謝ってAの頭を撫でる。確か、中学の頃にもこんなことあったな…Aを抱きしめながら俺は中学の頃のことを思い出した。
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あや - 読ましてもらってますこれからもがんばってください！！！！！！！！！！！ (2019年9月29日 13時) (
レス) id: 674af23c92 (このIDを非表示/違反報告)
ぺこ(プロフ) - 佐野慎さん» ありがとうございます！わたしもまことくん推しでついまことくん贔屓になるのでぜひまこ推しの方に読んでいただきたかったので嬉しいです、、！ (2019年9月16日 22時) (レス) id: 73513cd31a (このIDを非表示/違反報告)
ぺこ(プロフ) - 狼さん» ありがとうございます、、！これからも守られますよ〜〜！！ (2019年9月16日 22時) (レス) id: 73513cd31a (このIDを非表示/違反報告)
ぺこ(プロフ) - さくらさん» お返事遅くなりました、、ありがとうございます！これからも更新頑張ります！！ (2019年9月16日 22時) (レス) id: 73513cd31a (このIDを非表示/違反報告)
佐野慎(プロフ) - いつも楽しく読ませてもらってます！！まこっちゃあああん(推し)！！無事であってほしいです…！急なコメント失礼しました笑。 (2019年9月15日 20時) (レス) id: eb52afa9d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぺこ | 作成日時：2019年8月31日 13時
