あの男の目 ページ20
*
明らかに普通の一般市民ではない。
そんな貫禄のある男。
その男の手に突き飛ばされ、地面と擦れた部分が熱くなっていた。
「いい蹴りだ。
Aへと向けられていた声は、阿伏兎へと向けられる。
「雑兵。たとえ童であろうと本気の拳で向かってくる相手は本気の拳で答えろ。それが男の礼儀だ」
走り出す男。
Aの体は動かない。
阿伏兎はAを護るように前に出た。
そして、男の拳を阿伏兎は真正面から受けAと共に殴り飛ばされていった。
壁に背中からぶつかり、その壁が崩れる。
男はマントを靡かせ、そこに立っていた。
「強くなりたいか、童。ならば、己の弱さをしる事だ。」
後ろを向き、少しずつ歩が進んでいく。
「強くなったと思ったら、また来い。何度でもまた、地べたに叩き戻してやる。」
驚き、固まっている団員達を尻目に歩いて行く。
「似ていたな。」
砂煙が晴れていく。
その中で爛々と輝く瞳があった。
「あの男の目に」
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宇宙 - 凄い面白いです!おススメします! (2019年11月24日 18時) (レス) id: 851b2213db (このIDを非表示/違反報告)
黒金 - あお果実さん» ありがとうございます!そう言ってもらえると、とても嬉しいです!これからもよろしくお願いします! (2019年3月6日 20時) (レス) id: 16e0ec3fb6 (このIDを非表示/違反報告)
あお果実(プロフ) - とても面白いです!これからも応援してます(*´∀`) (2019年3月6日 16時) (レス) id: 11c4dc89d1 (このIDを非表示/違反報告)
黒金 - momoさん» ありがとうございます!私も、こうして見ると何だかしみじみとしてしまいます・・・・。小さい頃から壮絶な人生送ってますよね・・・・。これからも更新がんばります! (2019年3月3日 23時) (レス) id: 16e0ec3fb6 (このIDを非表示/違反報告)
momo(プロフ) - 初めまして!銀魂の成り代わり小説少ないし、神威の成り代わり見た事無かったので書いてくれて嬉しいです!!こうやってみると神威恵まれ無さすぎて推せに推せる.......。これからも更新楽しみにしてます。無理をしない程度に頑張って下さい( *˙ ˙* ) (2019年3月3日 22時) (レス) id: afb06b4870 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒金 | 作成日時:2019年2月23日 22時