想い想われーifー【相澤消太】[僕のヒーローアカデミア] (ページ5)

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【仕事】2. ページ5

「(やってしまった……)」

HRで資料のことについて話そうとした矢先封筒をよく見るとB組と書かれた文字

また取りに行くのは合理的ではないと考え後日話そうとした

コンコンッ

「先生ー！誰かいるみたいですよ？」

扉近くにいた芦戸が音に気づいたのか手を挙げ扉を指した

「？(ブラドか？)」

いつもなら扉を開けるが一向に開けない扉

溜息をつきながら扉を開けると

『あ！消太さん！』

「は？」

いつものような笑顔をしたAの姿だった

『すみません、資料を間違えてしまって…届けに来ました！』

手に持っていたのはA組と書かれた封筒

「あれー！？Aさんなんでここにいるの！？」

「と言うか車椅子じゃねえ！」

学校でAの姿を見るのが初めてなのか一気に生徒の視線が来た

「わざわざありがとう。1人で歩けるか？疲れて……」

『ふふっ！消太さん心配しすぎですよ？』

「いや、心配もするだろ」

扉から顔を覗かせると元気なたくさんの生徒達

HRの最中に邪魔をしてはいけないと立ち去ろうとした

『じゃぁ消太さん。また後で！』

杖をつきながらまたゆっくりと歩いていく

ふらふらと歩く後ろ姿を見るだけでも心配だった

「お前らHRは以上だ。職場体験のことについてはまた後日話す」

そう生徒にいうと急いでAの元へ駆けつけ肩を掴み支えた

『あれ！？もう終わりですか！？』

「あぁ」

『もしかして私がこんなに歩き方しているから……』

「違う。元々明日話すつもりだったからな」

『それなら早く行ってくださいよ！せっかく持っていったのに！』

頬を少しふくらませ怒ったような顔をしながら2人で廊下を歩いていく

「悪かった」

そう言いながら肩を抱き寄せ反対の手ではAと一緒に杖を握り歩いていた

『ふふっ……なんか夫婦みたいですね？』

「夫婦だろ」

『ラブラブってやつですね？』

「ラブッ…！……あぁ」

少し照れたのか見ると少し顔が赤くなっていた

「いいないいなー！」

「相澤先生めっちゃ幸せそうー！」

ふたりの歩く姿を見ていたのか教室からは何人かの生徒が覗いてみて羨ましいなど話していた

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