想い想われーifー【相澤消太】[僕のヒーローアカデミア] (ページ4)

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【仕事】1. ページ4

「これお願いしますね」

『はい！』

雄英に勤務してしばらくだった頃

日常生活でも義足を使い慣れ始め職場でも義足を使うようにしていた

車椅子とは違い小回りが聞くため仕事も捗っていた

「相澤さん歩けるようになってからすごく生き生きしてますね！」

『ふふっ！歩くことを諦めていたので嬉しくて…！』

嬉しそうに足を眺め愛おしそうに眺めた

自分の足ではない作られた足だったがとても気に入っていた

「A」

『あ、消太さん！』

杖をつきながらフラフラともたつく足で事務室に来た相澤の元へ寄ると心配そうな顔をしていた

「無理してないか？」

『無理なんて！！むしろ元気すぎて今にも走れます！』

「走らなくていい……職場体験の資料あるか？」

『はい！ばっちり！』

そう言って机にある資料に手を伸ばし笑顔で渡した

「足が痛んだらばあさんのとこ行けよ」

『ふふっ！分かってますよ』

頭を一撫でし事務室を去る相澤を見ていると他の事務員達がニヤニヤした顔で見ていた

「相澤さん、イレイザーヘッドとラブラブですよね～！」

「羨ましいー！！！あー！私も結婚したい！！」

『ラブラブだなんて！！そんな！！』

「相澤さんと結婚してからイレイザーヘッドすごく丸くなったっていうか…あんな顔みたことないですよ？」

確かに相澤は無表情で無関心のように思える

容姿も綺麗とは言えなく周りからは小汚いとも言われていた

『消太さんは会った時から変わってませんけど……』

「相澤さんの出会いのお話すごい聞きたいです！」

興味津々の事務員たち

話をすればするほどニヤニヤした顔でまるで恋バナをしている高校生のような気分だった

「素敵すぎてもうマンガみたいじゃないですかー！」

『ふふっ…！私もそう思います！』

「運命ってこういうことを言うんですね～！」

「相澤さん達が幸せオーラ全開でこっちまで幸せ伝わってきますからねー！」

羨ましや幸せそうと言われるのは少し照れくさく微笑むばかりだった

実際自分でも幸せを感じていたが他の人にまで伝わるとさらに実感した

「あっ！……さっきイレイザーヘッドが持っていったのって…」

『職場体験の資料ですが…』

「間違ってB組の方渡したでしょ！」

そう言って見せてきた封筒にはＡ組と書かれた文字が

『……責任もって持っていきます…』

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