想い想われーifー【相澤消太】[僕のヒーローアカデミア] (ページ2)

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【手紙】1. ページ2

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「なんだこれ？」

病室に置いてあったノート

リハビリに行っているAを待つために病室で待っていた

Aが書いたのかと思い中を見るとたくさんの文字が書かれていた

『消太さん？来てたんですか？』

帰ってきたAが病室に帰ってきてノートを見ている相澤を見て顔を赤くした

『消太さん！！！！何見てるんですか！！！！！』

「は？」

『えっち！！！！！変態！！！！！！』

「おい待て！！！何言ってるんだ…」

車椅子を相澤にガンガン当てながら真っ赤な顔をしていた

「これ、お前が書いたのか？」

『……』

ノートに書かれていたのは歪な文字

Aは個性で書くため綺麗な字をしているがこのノートは違かった

『………チガイマス』

「お前が書いたんだな？」

『だから違います！！』

車椅子から下ろしベットに寝かせると枕に顔をうずめ恥ずかしそうにしていた

「文字なんて個性で書けるだろ」

『……違うんです…』

「だからお前が…」

『自分の手で……書きたいじゃないですか…』

少し驚いた

腕が動かないのは事故にあってから

個性は幼少期から使えるものであって実際は今まで自分の手で字を書いていた

『私…元々の字と個性の字も同じなんです』

「なんとなく知っていた」

『元々あんまり個性には頼っていなかったんです……でも……』

微かに動く手を握ったり開いたりして手を眺めた

リハビリのための練習だったのか

「ノートを見たのは悪かった」

『いえ…っ！その……私も言い過ぎました…』

なんとなく言いたいことはわかった気がした

少し二人の間に気まずい空気が漂ってしまった気もした

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