想い想われ【相澤消太】 [僕のヒーローアカデミア] (ページ5)

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5通目ページ5

Aが話すに

その爆発というのは数年前に敵が起こしたテロ行為

それは相澤も聞いたことがある話だった

死者を何人も出した事件としても知られていた

そしてその際敵の個性で視力も奪われたらしい

『まぁ私のことはそんな感じです。それより！相澤消太さんについて聞かせてください！』

「俺か？なんでフルネームなんだ」

『なんて呼んでいいか分からなくてっ……相澤さん？』

「あぁ」

『ふふっ』

「？何がおかしい」

『いえっ！なんか……こんなに話せるのが嬉しくて…』

入った時の第一印象からだったが同い年には見えないほど綺麗だった

夕日に照らされた金色の髪の毛がその綺麗さを引き立たせる

「通野さんー！面会時間もうすぐですー！」

扉の向こうから看護師の声

もうそんな時間かと時計を見たあとAをみると少し寂しそうな顔をしていた

『あの…また…手紙送っても……』

「……」

メモ帳を取り出し何かを書き始めるとA手に起き握りしめさせた

『これは…？』

「感覚はあるんだな。俺の住所だ。宛先人がないと不審だからな」

『それって……！！』

「明日も来る」

そう言って病室をあとにした

『明日も……か……ふふっ…』

「通野さんさっきの彼氏さんですか？嬉しそうですね？」

『いつも手紙を書いていた人です！まさか会えるなんて思えなくて……あっ！手にある紙！住所みたいなんでどこかに…』

「ふふっ机の引き出しに入れておきますね」

また明日会える嬉しさで高まりその夜はあまり眠れなかった

なんでまた明日なんて言ったのだろうか

もっと話してみたいと思ってしまった

体の自由が聞かない、目が見えないと聞いただけでも鬱になりかねないのに何であんなに元気に話せるのかも

「通野……Aか……」

『相澤さん…？』

「あぁ」

『今何時ですか？日向の当たりからして…』

「それで時間がわかるのか？」

『あ、はい！感覚ですけどね』

「16時だ。すまん仕事があって」

そう言いながらまた昨日のように近くにある椅子に座るのが分かった

『今日は何の話をしますか？』

そう言ってたったの数時間だが話が始まる

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