想い想われ【相澤消太】 [僕のヒーローアカデミア] (ページ30)

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『USJ……？テーマパークですか？』

「HAHAHA！違うよ相澤少女！」

仕事が早く終わったAは仮眠室で少し休憩しようと向かうと

朝活動限界ギリギリまで動いていたオールマイトと鉢合わせ話をしていた

「嘘の災害や事故ルーム！略してUSJさ！」

『ふふっすごい名前ですね？で、オールマイトさんはそのUSJには？』

「行きたいんだがね、ギリギリまで動いてしまって少し休まないといけないのさ……情けない話だ」

『そんな！情けなくなんかないですよ！それに今日は13号さんと消太さんがいますし！』

トゥルーホームのオールマイトが落ち込むと余計に落ち込んでいるように見える

「相澤くんとの生活はどうだい？」

『楽しいですよ？腕がなかなか使えないので手伝ってもらうことばかりなんですが…』.

「相澤くんが結婚するというだけでも驚いたけどまさかこんな美人さんを紹介された時は驚いたよ！もちろんその腕や足もね…」

『ふふっ……私、元々目も見えなくて……消太さんに会う前は本当に死のうと思っていたんです…』

いきなり暗くなった声色にオールマイトの顔が驚きを表し緊張の空気が流れた

『でも消太さんが隣にいてくれるって…生きてくれって…好きだって……十分すぎる愛をたくさん貰って幸せなんです』

「あの相澤くんがね……式はあげないのかい？」

『義足がもうすぐ出来るので！義足が出来たら…ちゃんと自分の足で立って誓いたいなって…ふふっ本当に私わがままなんで』

「そんなことはない。素敵なことだ」

本当に自分はわがままばかりで相澤を困らせていると思っている

自分もなにかしてあげたらな……そう思っていた

『あ、オールマイトさん。私そろそろ仕事に戻るので』

「あ、そうだね！ごめんね仮眠室なのに話させちゃって！」

『いえいえ！十分休めたので！』

そう言って仮眠室をあとにすると廊下で校長先生ともすれ違った

軽く会釈しながら車椅子を押していると可愛らしい声で「やぁ！」と言われた

きっとオールマイトに話があるのだろう

先程出た仮眠室に入っていき話し声が聞こえた

『失礼します！資料持ってきました！』

「あら！Aじゃない」

職員室に必要な資料を持っていくとミッドナイトが出迎え駆け寄ると車椅子を押してくれた

『ありがとうございます！』

「いいのよ？あ、資料はそこに……」

と指を指した方向を見ようとした時職員室のドアが勢いよく開く音が聞こえた

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