想い想われ【相澤消太】 [僕のヒーローアカデミア] (ページ26)

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「A…！Aしっかりしろ！！」

急いで救急病院へと駆け込むが真っ青な顔をしてぐったりとしている

仕事にもなれずっと元気だったはず

なのになんで

不安しか頭の中にはなかった

診察の点滅した文字が消え中から先生がやってきて思わず駆け寄った

「Aは…っ！！」

「落ち着いてください。大丈夫。今は落ち着いてますよ」

そう言って奥を見ると点滴をしまた寝ているAを見て少し安心した

「奥さん元々お体弱いんですよね…？最近何かありましたか？」

「最近…新しい職場になってからずっと元気だったんでよくは……」

「嘔吐の原因はストレスで間違いないでしょう。吐血は食道が少し傷ついたりした影響です」

ストレス

医者のいう言葉に思い当たるところはいくつかある

新しい生活。新しい職場。慣れない環境、仕事。

なんで気づいて挙げられなかったのか後悔しかなかった

「一応点滴が終わったら帰れますがどうしますか？朝までいますか？」

「いえ…流石に驚くと思うので点滴かま終わったら帰ります」

「そうですか…点滴終わったら呼んでください」

そう言い残し部屋をあとにして言った

「ごめん……ごめんな……」

『ん……消太さん…？』

「A！？大丈夫か！？吐き気とか……」

『今は…多分……私なんで…また…』

迷惑をかけたのではないかという罪悪感なのか少し涙目になり嘔吐感を覚えたのか近くにあった洗面器に吐き出した

『あっ……血……？』

「大丈夫。少し食堂が傷ついただけだってよ」

『そう……ですか…すみません…』

「……なにか悩みでもあるのか？」

『え…？｣

本人も驚いたような顔をしている

ストレスは自分の知らないところでも抱えるというがきっとこれなのか

「倒れた原因はストレスだって…なにかあったか？」

『別にありませんよ…？』

「………慣れないことを一気にやらせちまったかもな…」

そう頭を撫でるといつものように優しい表情になり気持ちよさそうに目を閉じだ

『全然いいんですよ？悩みなんてありません。むしろ迷惑かけてばかりで…』

「迷惑じゃない。だから…もうその言葉はやめてくれ……」

『消太さん……？』

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