想い想われ【相澤消太】 [僕のヒーローアカデミア] (ページ3)

今日:5 hit、昨日:3 hit、合計:94,480 hit

3通目ページ3

次の日。

言われた通りにリカバリーガールの元に今までの手紙を持っていくと驚いた顔をしていた

「言っちゃえばAは私の患者なんだよ…」

「反応からしてだいたい予想はつきました」

「歳はそうだね…あんたと同じくらいだったと思うよ」

歳までは知らなく近いことに驚いた

「で、なんでそんなに驚くんですか」

「………あの子は

何も出来ないはずなんさ」

「何も…？」

言葉を濁していて意味がわからなかった

何もと言うと何ができないのか

体を動かせないということなのか

「会えば分かるよ…会うかい？」

その言葉に少し驚く

手紙も自然消滅で終わると思っていた

会うとなると少し緊張もするが

「はい」

会って話してみたいと思ってしまった

「近かったな…」

そこは勤務している高校のすぐ近くの大きな病院

リカバリーガールに付き添いを頼もうかとも思ったが遠慮した

二人で話せるなら話した方がいいと思った

「あの、通野Aさんの病室は…」

「通野さんですか？えっと、203号室です」

「ありがとう」

受付で病室を聞き向かう

後ろで看護師たちがひそひそと話しているが多分自分が小汚いからであろう

「御見舞なんて今までいなかったのに…」

「もしかして……」

そんな話をされているなんて予想もしていなかった

コンコンコンッ

ドアを数回ノックするがすぐに返事がない

開けようとした時

『＜先生…？どうぞ！＞』

綺麗な澄んだ声が聞こえた

「！！？？」

扉を開けると驚いた

『先生今日は早いんですね？』

金髪の綺麗な髪をした美しい人だった

.