想い想われ【相澤消太】 [僕のヒーローアカデミア] (ページ2)

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2通目ページ2

【ヒーロー活動って忙しいですか？】

【私は女であっていますよ】

【相澤消太さん】

【手紙は個性です】

最初の手紙から一ヶ月が経とうとしていた

敵である可能性があるならばもう仕掛けてきてもおかしくない頃

敵ではない。本当にただ純粋に文通を楽しんでいるようだった

【おまえの名前は？】

相変わらず強い口調で聞いてみる

手紙の相手は相変わらず敬語だがわざわざ敬語にする必要も無いと感じていた

【通野 Aと申します】

通野……A……

知り合いにもそんな名前に覚えがない

本当に赤の他人だった

「マイク。知り合いに通野って女知ってるか？」

「あ？通野？知らねぇな？」

「生徒にも？」

「聞いたことねぇな？」

「……そうか…」

こと手紙のことを誰かに話した方がいいとは思った

マイクに話せば冷やかされ

オールマイトは宛にならない

校長にもとでも思ったが忙しい

結局誰にも話さないまま時がすぎていってしまった

「通野……もしかしてAって名前かい？」

「！！知っているんですか？」

それは保健室での会話

少し怪我をしてしまい保健室に行き話をしているうちにうっかりてがみのことをはなしていた

「Aね……」

だがその名前を聞いた瞬間何悩んでいるようなバツが悪そうな顔をした

「本当に通野Aかい？」

「はい。確かに手紙に…」

「……手紙のやり取りを見たいんだが持ってきてもらってもいいかい？」

「？？じゃぁ、明日持ってきます」

少し悲しげな表情のリカバリーガールを横目に保健室をあとにした

「イレイザーヘッド……なんでAと…」

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