1通目 ページ1
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「手紙…？」
いつものように家のポストを見ると入っていたのは一通の白い封筒。
宛先も何も書いていない
不審に思ったが中を開け手紙だということを確認した
【これを読んでいるあなたへ
文通しませんか？】
それだけの文章
綺麗な達筆の文字から女だと想像がつく
イタズラの手紙かと思いながらその手紙をカバンの中に入れた
次の日
「またか…」
ポストを見るとまた昨日と同じ手紙が入っている
【怪しかったらごめんなさい】
それだけ書いてあった
怪しいと思うなら書くなと思いながらまた昨日のように手紙をカバンに入れた
それから何日も毎日同じような手紙が送られ続け嫌気が差し手紙の返事を書いた
【お前は誰だ？イタズラならやめろ】
書いたのはいいがどこに送ればいいのかわからずまたポストに戻した
次の日
【お返事ありがとうございます。イタズラではありませんよ】
目的がわから無かったがまた手紙の返事を書きポストに入れた
【何が目的だ？】
「Hey ！イレイザー！！」
「あぁ。マイクか」
職員室につきいつものように手紙を開ける
あれから手紙のやりとりが続いていた
相変わらずの短文同士の送りあいだがどうやって手紙を送っているのかも気になりしばらく続けていた
「あ？文通か？？ってイレイザー女か！！？？」
「違う」
「なに？イレイザーあんた女出来たの？」
「ミッドナイトさん…そこに食いつくのやめてください…」
冷やかされながらもまた手紙を書いていつものように封筒に入れる
正直文字だけで判断して女
なんの個性かも敵かも分からない
敵ならなにか企みがあるはず
少し疑いの心を持ちながら手紙のやり取りは続いた
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作者名：usagi | 作成日時：2017年5月2日 15時
