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一部屋だけ灯りのついた突き当たりの部屋
騒がしい声が聞こえあそこにルフィ達がいるんだと遠くからだも分かった
「……っ」
進むビビとは逆に扉の近くで立ち止まり下を俯いたA
「……怖い？会うのが、」
「……怖く、ない……ただ…約束、守れなかった…だから…」
もじもじと押し黙るAの前にビビがしゃがみ込みAの肩を持った
「大事な腕を失ってまでみんなを助けようとしてくれた子を…誰が責めるの？」
「…でも、結局…っ大事な時に…何も、何も……できなかった…っ、」
悔しそうに震えるAにビビは言葉をかけず俯くAの両頬を押さえ目が合うようにあげた
「しっかりしなさい！！あなたがしたことで救われた命がここにもあることを忘れないで！！」
「ビ、ビ……っ、」
「あの時あなたがバナナワニから逃してくれていなかったら私はサンジさんを呼ぶことも、みんなを救うこともできなかった…っ！！自分のしたことには…！誇りを持ちなさい！！」
「……っ、！！」
怒るように声を張り上げるビビの声が廊下に響く
圧倒される言葉に無くしたはずの左腕が疼き震えてた唇が自然にあいた
「な〜にデケェ声……っ！Aーーーー！！！」
「…っ、！ウソップ…！！」
扉の奥から様子を伺うように出てきた長い鼻
ウソップの声に部屋にいた一味が全員顔を出した
「Aーーー！！お前生きてたんなら早く来いよ！！！」
ルフィが笑顔で腕を伸ばし腕を掴まれると勢いよく部屋へと引き摺り込まれた
衝撃のあまり一緒にいたビビも巻き込み、扉の付近にいた一味も全員ルフィのゴムの威力で跳ね返っていた
「おまっ、ルフィ！！ちっとは考えろ！！！！」
「いっててて…おいっ！！ここは怪我人だらけなんだぞ！！」
「はははははっ！悪りぃ悪りぃ」
笑顔が溢れる一味の真ん中で目を見開きながら大粒の涙が床に溢れ、笑い合う包帯だらけの一味を見渡した
「みん、な……っ、」
「おいおい、また泣いてんのかよ…ガキかよ」
「子供に決まってんでしょうが！！」
「…っ！よかっ……た…っ、みんな……っ、よがった……っ」
片手で涙を拭うには足りない涙をの量
ため息をつくようにAの中姿を見る一味に大きな歯を見せながら笑うルフィ
「ニッシシシシ！よぉ〜〜っし！！全員揃ったことだし……宴だーーーー！！！！」
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琥珀 - １８９の所のスモーカーの名前で一つだけ「ストーカー」になってますよ (11月17日 13時) (
レス) id: d10101ae22 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：usagi | 作成日時：2023年1月30日 13時
