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ナノハナ
以前来たような雰囲気ではなく少し廃れたような雰囲気になり海兵が街中を彷徨いていた
アルバーナへはナノハナを通り抜けた砂漠を超えなくてはいけない
片腕がないことに慣れず走り方もぎこちない
「くぁーーー！！」
「…っ、！カルー……？」
街を抜けた出口にいる一羽のカルガモ
カルーのような見た目で首に水筒をぶら下げまるでAを待っていた様子だった
「くぁっ！くあーーーー！！」
「……私、に……？」
首輪に挟まれた手紙
“宴！！！！”
「っ、！！」
短い乱雑なメッセージに口元を隠すローブを握る
「送って…くれるの…？」
「くぁーーーー！！！」
「ありがとう…」
.
「おい！！カルガモが街の中駆けずり回ってるぞ！！」
「子供が背中に……！！」
「なんだなんだ！？」
砂漠を抜けアルバーナの街を人目を気にせず駆けていく
「……来た…！！」
宮殿の門番が遠くから走ってくるカルガモを見ながら驚きで目を見開いていた
「開門！！開門ーーー！！ビビ様のご友人だ！！」
「…！？」
ゆっくりと開く宮殿の扉にAも驚いたが、カルガモのスピードを落とさず、階段下に集まっている海兵達を飛び越え宮殿の中へと入った
「………ついた…」
「くぁーーー！！！」
「…うん、ありがとう…」
首にかけた水筒を飲みながら嬉しそうに羽を広げ抱きしめた
「Aさん！！！」
城の奥から胸元を握りしめ出てきた美しい女性
「……っ、！ビビ……っ！！！」
ビビの元へと走り出し両手を広げた胸へ飛び込むように走った
「ごめん…っ！わた、し…っ、なにも……っ！！」
「そんなことないわ……本当に…っ、生きててくれて…ありがとう……」
Aを抱きしめ嬉しそうに涙を流すビビに抱きしめ返すように背中の布を握った
「…手紙…、ありがとう……」
「えぇ…皆さん待ってるの！！さ…っ、」
手を引かれ中へと案内されらように扉が開く
大きな扉に上を見上げながら大きなシャンデリアが眩しく目を閉じた
寝室にいると案内される長い長い廊下はどこまでも続きキョロキョロと周りを見渡していた
「…ふふっ、こんなに広いところは初めて？」
「…うん、…同じ、世界…じゃ…ないみたい……」
キラキラと目を光らせ歩くAにビビも口元を抑えながら微笑み、握る手をギュッと握り返した
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琥珀 - １８９の所のスモーカーの名前で一つだけ「ストーカー」になってますよ (11月17日 13時) (
レス) id: d10101ae22 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：usagi | 作成日時：2023年1月30日 13時
