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「おい、なんで怪我人が出歩いてんだ」
「……ちゃんと、これ…持ってる……」
カラカラと引く点滴をスモーカーの前へと持っていき椅子に座るスモーカーと目線が合うように膝へとよじ登った
「…話、違う」
「何がだ」
「加勢…行く…」
「たしぎ達は行かせてある。もう時期戻る」
「…っ！！私…どれだけ、寝てた…」
「‥丸一日、いや1日半か…」
船の中を照らす光に振り返り口を開けていた
「Aちゃん、あなた自分が思っているより重傷なのよ？」
「加勢…ってのは、どこに加勢に行くんだ。アルバーナでの反乱は鎮まった、たしぎからも報告があってクロコダイルを……」
「いか……ないと……っ！」
スモーカーの膝から飛び降り腕から伸びる針を引き抜いた
「行くってどこに…！！」
「A！！！」
「……っ！」
制止するようにスモーカーがAの腕を掴み勢いよく振り返った
「…っ、離して…っ！！」
「……」
「ビビが…っ！皆、が…っ！！」
「お前は海軍だ！！！行って何になる！！」
「…っ、」
スモーカーの言葉にハッと鳴りスモーカーの目を見た
「お前が麦わらに手を貸してたことはまだバレてねぇ…今なら、」
「とも……だち……」
Aの目から涙が一筋伝ったと思えば大きな雫が目からポタポタと垂れた
「…っ、ルフィ…っが、！とも、だち…って…、敵…でも…っ！私を…！受け入れ、て…っ、くれた…っ！」
「……」
「スモーカー、に…っ！会いたくて…！！一緒…に、探して…っ、くれたの…っ！！…っ、だから！！！」
Aの手を引っ張り抱き寄せるように優しくAの頭を掴み自身の肩へと押し当てた
「ーーーー………、ーーーー」
「っ、スモー…カー……」
「…好きなところ行きやがれ、バカ犬」
その言葉に涙を雑に拭き扉へと走って行った
「ちょっとスモーカーくん！どう言うこと！！麦わらって…っ！」
「……事情が事情なんだよ」
悔しそうに胸元に下がったタグを見つめながらAの歯形を指でなぞった
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琥珀 - １８９の所のスモーカーの名前で一つだけ「ストーカー」になってますよ (11月17日 13時) (
レス) id: d10101ae22 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：usagi | 作成日時：2023年1月30日 13時
