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「…っ、！」
「ガキが……っ！！んがぁ…っ！！」
「おい！！ガキだと思うんじゃねぇ！！！そいつも海軍だぞ！！！！」
白ひげの傘下である海賊たちが次々にマリンフォードの地へと足を踏み入れてくる
海面はクザンが凍らせた足元の氷で自然と吐息も白く自分の能力なのか寒さのせいなのか見間違えてしまう
「……っ！！」
ずっと能力を解かずに戦うのはいつぶりか、獣に代わった足で次々と海賊たちを薙ぎ倒していきながら海賊たちの侵入を阻んだ
「…っ！スモーカー……っ！」
遠くに見えるスモーカーも目を離してしまえば更に遠くにいってしまいそうな感覚になり自然と心臓の音が大きくなる
「よそ見してる場合か……っ！！！！」
「…っ！海賊……っ、が………！！」
爪を立て赤い血飛沫を浴びせれば悲鳴と共に倒れていく
「…っ、ば…け……っ、もの…が……っ」
「…っ！？」
鋭く睨みつけた先には転がる死体の山
ーー…化け物……っ！！
「あ……っ、」
忘れたはずの記憶がフラッシュバックするかのように目を見開き耳を塞ぎたくなる
「……っ、ス…モーカー…っ、」
片耳を塞ぎながらスモーカーの元へと走るため方向を変えるがどこにも見当たらない
「いまだ！！！！！」
「！！っ、邪魔…っ！！！」
獣にかえられた足で蹴り上げれば高く天を舞う
Aに襲いかかってた海賊たちがみるみるといなくなっていき代わりに傷ついた海賊たちの苦しそうな声がAの耳に残っていった
「はっ………はっ………っ、」
ーー…近寄るな！！！
ーー……なんでこんな奴が…っ！！
ーー…うあぁぁぁぁぁぁ！！！
「っ、うる……さい……っ！！」
血がついた手を拭うかのように払いのけスモーカーを探しに戦場をかける
片耳を抑えながら息を荒げ、まるで迷い込んだ子供のように周りを見渡した
「……っ、どこ……っ！」
周りを見渡しても見つからない姿
匂い嗅いでも血の匂いと火薬の匂い
「A！！」
「…っ！！」
呼ばれた名前に振り返ると必死な顔のスモーカーの顔
頭から血を流し目に染みる目を擦ると同時に涙も拭き落ち着かせるように肩で息をする
「暴走か」
「…しそう、だった…っ」
青白い顔で大きく息をするが敵に事情はわかるはずもない
襲いかかる海賊を蹴り上げなよろける体でスモーカーを見た
「A、まだいけるか」
「……っ、うん………、でも、大きく、は……なれない…っ」
「限界を感じたら後方まで下がれ。あそこなら俺の部隊もいる」
「……わか、った……っ、」
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琥珀 - １８９の所のスモーカーの名前で一つだけ「ストーカー」になってますよ (11月17日 13時) (
レス) id: d10101ae22 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：usagi | 作成日時：2023年1月30日 13時
