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「……いいの？Aとお別れの挨拶もなしに…急に…」
「いんや、Aとはなんかまだ会えそうな気ィするし…それにあんな怪我してんなら早いとこ医者に見てもらった方がいいだろ？」
腕を頭の後ろへ組みAたちを見るルフィ達
「やけに冷静なのね？」
「ま、今はあいつをぶっ倒す！！考えるのはそれからだ！！」
拳を突き合わせるルフィに一味の意見が合致しアルバーナへと足を急がせた
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「……ねぇ、スモーカー……っ、」
「喋んなバカ治療中だ」
近くの宿で治療を受けるA
致命傷の胸の傷や腕の欠損、お前に血の量にいつ死んでもおかしくないと言われたがあっさりと目を覚ました
「……スモーカー……あの、ね……」
「スモーカー大佐」
「なんだ」
話そうとした矢先、報告にきた海兵によって遮られスモーカーもそちらへと目がいった
「麦わらの一味は…」
「アルバーナだ…今国では内乱が起きているが主犯はあのクロコダイルだ…」
「七武海が…っ！なんで…！！」
「…っ、スモーカー…っ！」
医者に抑えられながら起き上がるAに顔見知りの海兵は目を見開いた
「Aちゃん…っ！どうしてここに……」
「怪我人は大人しく寝てろ。お前には関係……」
「ある…あるよ………っ！だって…、ビビに…頼まれた、から…」
「ちょ、ちょっと…！」
繋がれた管を取り近くにあったローブを手に取った
「おい」
ガキンッと音を鳴らし押し倒すように十手をAの顔の横へ突き刺す
「てめぇ、王女の頼みだから何だか言ってるけどてめぇの体はどうなんだ、腕もなけりゃ穴も空いてる…っ、なんでそこまでしてあいつらを助ける！！」
「……スモーカーに…似てる…」
「似てる？」
「敵の私…マリンフォードまで…‥届けようと、してくれた…友達…だから…って、」
十手を握りしめ起き上がりスモーカーのジャケットの襟を自身は引き寄せるように引っ張った
「お別れ…の、あいさつ……も、したい……」
耳元で囁くように言うAは少し照れ臭そうにしてスモーカーの襟で顔を隠した
「………せめて治療は受けろ。じゃねぇと行ったところで足手纏いになる」
突き飛ばすようにAを倒し十手を収めた
「至急海軍を集めろ。麦わらを追うのは一旦やめだ」
「………」
指示を出すスモーカーの後ろ姿を確認すると目を閉じ、安心したように息を吐いた
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琥珀 - １８９の所のスモーカーの名前で一つだけ「ストーカー」になってますよ (11月17日 13時) (
レス) id: d10101ae22 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：usagi | 作成日時：2023年1月30日 13時
