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海軍の階級を理解していないAにとってはなぜこんなにもヒナ達が驚いているのかわからず、たしぎの手元から落ちたバーガーをキャッチし食べ始めた
「そ、曹長って……っ！！」
「嘘、でしょ……驚愕よ、ヒナ…驚愕……」
「まぁクロコダイル討伐に貢献したってのがでけぇらしいが、元帥曰くいつまでも海軍が正義を背負わないでどうするんだって渡してきたんだよ」
「た、確かに……Aさん白い服でしたし…」
「それでも曹長っていきなり大出世すぎない？」
葉巻を咥え出したスモーカーに詰め寄るように聞く2人には関せず1人黙々と紙袋のバーガーを食べ進める
「文句あんなら直接元帥に言いやがれ！」
「言えないから聞いてるんでしょ！」
「私と…同じ階級……」
「なに？たしぎショックなの？」
「そんなことないです！むしろ、あんなに強いのに私と同じ階級だなんて…」
頬を膨らませながら食べるAを見て先ほどまであった紙袋が既にゴミ入れとなっていることに気づき「あーーーー！！」と大きな声を出し手元にもないことに気づいた
「全部……食べたんですか……」
「…みんな、遅いから…」
「ま、まぁ…Aさんのために買ってきたんですし、はっ、はは………」
「たしぎ…また、食べよ…」
小指をたしぎの前に差し出すと眼鏡をあげ涙を吐きながら指切りげんまんと小指を絡めた
「Aちゃんが曹長ねぇ………スモーカーくんの部隊なのは変わらないの？」
「他にどこに行くってんだ」
「ヒナのところ」
「行かせるかバカ」
夫婦漫才のような2人を交互に見ているとヒナがAを抱え大きな胸元に頭を押さえつけるかのように強く抱いた
「Aちゃんだって、こんな煙ばっかり吸う男嫌でしょ？禁煙はどうしたのよ」
「するわけねぇだろ！」
「ダメですよヒナさん…Aさんも葉巻の匂い好きみたいで…」
「ちょっと、たしぎ。私の味方じゃないの？ヒナ、悲観」
「ここには俺の部隊のやつしかいねぇよ」
「…ヒナ、苦しい……」
押し潰されそうに抱きしめられるヒナからは花のような匂いがしスモーカーとはまた違う匂い
「あら、ごめんなさいね」
離されてからもヒナの服についた匂いを嗅ぎ、スモーカーの元へ行くとジャケットの匂いを嗅ぎ出した
「…なんだ？」
「……うん…この匂いが、いい……」
抱きつくようにスモーカーの腕へ絡みつくA
口角をあげ誇らしげにヒナを見るスモーカーに流石のヒナも肩を落とした
「……ヒナ、いい匂い…すぎて……なれない…」
「Aちゃん、次からは私と同じ香水を贈るわね」
「ヒナさん…Aさんに対して多分1番甘いですよ……」
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琥珀 - １８９の所のスモーカーの名前で一つだけ「ストーカー」になってますよ (11月17日 13時) (
レス) id: d10101ae22 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：usagi | 作成日時：2023年1月30日 13時
