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「……ここ、違う……」
連れてこられたのはバーガー屋ではなく何もない部屋
ベッドと机、椅子のみの簡素な部屋に見渡すまでもなく真っ直ぐと見た
「……あってんだよ、謹慎って意味知ってるだろ」
「……嘘つき….」
抱えられていたスモーカーの腕から飛び降り部屋の中へと入って行く
誰かが掃除した後なのか埃一つかぶっていない部屋に違和感を覚えた
「……なんで、、こんなに‥綺麗…？」
「今日からここで生活するのに嫌だろって、たしぎが掃除してたんだとよ…ほら、もうすぐ帰ってくんぞ」
「…帰る…？」
椅子に座るスモーカーを横目に部屋の外を見るも誰もいない
「…また嘘…？」
「もうすぐって言っただろ……来い、」
指をくいっとあげながらAを呼びスモーカーの側へ小走りで向かう
机の下から出してきた木箱の中からは大量の本が入っていた
「謹慎中はまぁ読書か勉強が大半になる。訓練は傷が癒えてからだが、俺がいないと許可はできねぇ。わかったか？」
「…うん、」
「部屋から出るのも俺がいないとダメだそうだ。街に出るのだけは誰がいようと禁止だ」
「……わかった…」
寂しそうに呟くAの頭を撫でると顔をあげ、座るスモーカーの膝へ腕を置いた
「…スモーカー、とは…いつ…会えるの…？」
「…様子を見に毎日来るが…まぁ任務とか入っちまうとこれねぇな」
「…任務…私、も…行く……」
「だからさっきのこと……っ」
「だって……っ、私も…戦える、から……っ、」
悔しそうにスモーカーのパンツを握りしめ顔を埋めると優しい大きな手が頭を撫でた
引き寄せるように肩を掴むがパンツを握る手を離さずAも顔をあげなかった
「…お前が戦えるのは知ってる、だから訓練なら付き合うからそれで見せてみろ、わかったな？」
「……うん…」
「泣いてばっかじゃねぇか」
「…泣いてない…」
顔をあげいじけるようにジト目でスモーカーを見ると口角をあげAの髪を撫でている
長い癖っ毛のウルフカットの髪の毛
まじまじと自身の髪を見て顔をあげた
「スモーカー…髪、好き…？」
「…なんでだ」
「…よく、触ってる…」
「まぁ、触り心地は悪くねぇな」
「……もっと、触っていい……」
スモーカーの足へよじ登り開いている足の間へと座るとスモーカーに背を向け脚をバタバタとさせた
「…いや、いざ触れって言われても…」
「……好きにして…いいよ…」
「やめろその言い方、どこで覚えてきたんだ」
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琥珀 - １８９の所のスモーカーの名前で一つだけ「ストーカー」になってますよ (11月17日 13時) (
レス) id: d10101ae22 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：usagi | 作成日時：2023年1月30日 13時
