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「……お腹、空いた…」
お腹を抑えながら呟くように離すと肩に服をかけられ袖を通したが
「……これ、私のじゃない…」
いつもと違うポンチョの重さに違和感を覚えよく見ると背中の部分に大きく描かれた”正義”の文字
「お前のであってるよ、ゼンゴク元帥が用意してくれたんだとよ」
「ゼンゴクが……」
襟元にスモーカーのジャケットと同じ色のファーが付き撫でればふわふわとしている
正義の文字が刺繍された背中の文字に指をそわせマジマジと見ているとガープの大きな手がAの頭をガシガシと撫でた
「ゼンゴクも甘いのぉ！スモーカーとお揃いじゃないか！」
「……スモーカー、嫌…じゃ、ない…？」
「嫌だったら渡すわけないだろ……」
「………そう…」
ガープに撫でられボサボサになった髪の毛を手櫛で直しながら照れるように広げた服で口元を隠し、横目でスモーカーを見た
「…あり…がとう……」
「俺じゃなくてあとでゼンゴクさんに言えよ」
「……うん、」
片腕で器用に被っていき準備が整えばベッドから飛び降りスモーカーの手に捕まる
「…ガープ、何しに来た…？」
「いやぁ、心配で来たら悪いか？」
「……暇？」
「んなわけあるかい！！」
「……ルフィ達、会えたら…元気って、言って」
Aのその言葉に「おい」とスモーカーの低い声が上から聞こえたが気にせずガープに話し続けた
「次…あったら……敵、だから…」
「まぁ次Aが会う前にわしがあいつをやるかもな！ハハハッ！！」
豪快に笑うガープに「？」と浮かべながらスモーカーに手を引かれ病室を後にした
「…またね、コビー…ヘルメッポ…」
後ろを振り向くと笑顔で手を振るコビーに対しヘルメッポは腕を組んだまま
歩幅が合わない足を早めながら歩いていると何も言わずに抱きかかえられた
「…スモーカー…？」
「遅ぇ」
「……ごめん」
「別に悪くねぇよ、ほら…腹減ったんだろ、何食いたい」
「…っ！さ、さっき…！ヒナが言ってた…ところ…！」
嬉しそうに窓の外を指さすAにスモーカーも鼻で笑い葉巻を咥えた
道を開けて行くナース達がヒソヒソと話すが皆悪いようには言っておらず手を振ると振りかえしていた
「何やってんだ」
「……かわいい、って」
「嬉しいか？」
「……悪く、は….ない……ビビにも、美人って…サンジも、将来美女に、なるって‥言われた…」
「……どうだかな」
「……バカにしてる…」
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琥珀 - １８９の所のスモーカーの名前で一つだけ「ストーカー」になってますよ (11月17日 13時) (
レス) id: d10101ae22 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：usagi | 作成日時：2023年1月30日 13時
