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「…麦わらの一味への加担がバレており、2ヶ月間の謹慎処分になってます」
「……まぁ、そんぐらい軽いならいい。俺たちもしばらく本部に居座ることになるからな」
「一つ気がかりなのが……Aさんに話がある人物もいると…報告が」
「話がある…？」
Aのことを海軍で知っているのは元帥、大将、中将クラスとローグタウンにいた海兵くらいのはず
話をしたいと名乗り出てくる人物はあまりいないはずだった
考えても出てくる人物は見当がつかず頭をかいた
「まぁいい、続けろ」
「はい…っ！本部からの連絡は以上になりますが、ヒナさんからも連絡があり…」
「あいつのは放っておけ」
「そんなことはできませんよ…、本部のスモーカーさんの部屋に荷物があるから着いたら開けてくれと伝言です」
「……はぁ……」
大きなため息と共に煙が部屋へと充満し換気をしているはずの部屋でも匂いがはっきりとわかった
「スモーカー大佐、Aちゃんですが……」
医者の言葉に立ち上がりAを見ると目を腫らし目尻に涙を浮かべながらスヤスヤと眠っている
頬に手を当てれば先ほどと同様熱を持っていた
「解熱剤を打ちはしましたけど40度はあるのでこれ以上上がるとなると薬を打っても体力が…」
「そうか…酔い止めは飲み薬だけか」
「今あるのはそうです。なので、せめて何か食べられれば飲ませられると思いますが内臓も傷ついているのでまた吐き出すかもしれないです」
「……わかった、何かあれば呼ぶ」
腑に落ちないような返事に医者達も冷や汗を流したが一礼し部屋を後にした
「スモーカーさん…あの……」
先ほどAが支えにしていた椅子へ座り熱で魘されるAの額へと冷たい濡れタオルを置き手元の新聞を広げた
「アラバスタで…何があったんですか……Aさんについて何も…」
「てめぇが知ることじゃねぇ。お前も用が済んだんなら行け………悪かったな、辛いもん見しちまって」
「………っ、失礼…します……」
机に広げた書類を片付けAの顔を見ると唇を噛み締めながらスモーカーの部屋を後にした
静かになった部屋に響くAの息遣いと波の音
心地よい風が小窓から差し込みゆらゆらと揺れる煙
広げた新聞も読む気になれず握りしめた
「捨てないで……か…」
Aの胸元に光るタグを見つめ、呟いた言葉は誰にも聞こえず波の音へとかき消された
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琥珀 - １８９の所のスモーカーの名前で一つだけ「ストーカー」になってますよ (11月17日 13時) (
レス) id: d10101ae22 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：usagi | 作成日時：2023年1月30日 13時
