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スモーカーの声に次々と入ってきたワニへ目を向ける
滑る床に体制を崩し大きな牙がAに向かってきた
「……っ！！あっ、！！！」
「A！！」
ワニが口を閉じないよう能力で作られた手で受け止め壁へとめり込む
「っ！！」
唸り声をあげなるワニに圧倒されながら小さい体で押し返そうと力を込めた
「邪魔ァ…！！するなっ！！！！」
「…っ！！アレは…っ！」
Aの足元が吹雪き地面の海水が凍っていく
パキパキと音を鳴らしながらワニの口元が凍っていきAから白い息を吐き出していた
「なんだ…っ！あれ……！」
「あいつ、ゾーン系じゃ…！」
「……幻獣種。北欧のフェンリルだ」
「幻獣種……って確かすごい希少な悪魔の実じゃ！」
金色の瞳を光らせ凍ったワニを殴り後ろのワニも巻き込んでいく
Aのはいた息で凍っていく地面を見つめ膝をついた
ぼーっとする視界にポタポタと垂れる血
だが血溜まりはできず自らの息で凍っていき氷となってコロコロと落ちていってあた
「あいつはまだ使いこなせてねぇ……急がねぇとあいつが死ぬ」
「なんでそんな冷静に見てられるのよ！！！あんた！！Aの家族なんでしょ！！」
「家族だからだろ！！」
声を張り上げたスモーカーにウソップとナミが小さな悲鳴を出し後ろへと下がった
「家族だから……あいつの言った事を信用してんだろ…！」
「……けむりん…」
歩くたびに自分の周りが凍っていく
左肩を抑えながらフラフラと牢屋に近寄ってくるAにゾロでさえも息を呑んだ
「…スモー、カー……っ、今…出して…っ、あげる…」
海楼石の柵へ手をかけると解かれる能力
手をつくたびに体がよろけ柵へと血がつく
「おい！A！しっかりしろ！！今ビビが…っ！」
「…待ってたら……クロコ、ダイル…っ、とめ、られない…っ！」
群がるワニの方へと向かう限界のAを見ていられずナミは目を覆っていた
食いしばりながら進んでいると、
「……おいおい…ガキ相手にここまでするのかよ…Mr.0って奴わよ……」
目の前のワニが宙を舞い大きな水飛沫と共に現れた
「…っ！サンジ……っ！ビビ、は…っ！」
親指を後ろへとさし見上げると息を切らしたビビが上にいた
「Aさん！！…っみんなぁ！！！」
ビビの言葉に力が抜け柵に手をかけながら座り込んだ
「おい！！」
「大丈、夫……っ、ちょっと………休憩……、」
肩で息をしながらゆっくり目を閉じた
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琥珀 - １８９の所のスモーカーの名前で一つだけ「ストーカー」になってますよ (11月17日 13時) (
レス) id: d10101ae22 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：usagi | 作成日時：2023年1月30日 13時
