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「ビビ……っ、」
ゾロの腕から飛び降りビビにキャッチをされAの柔らかい髪の毛に包まれるように抱きしめるビビ
カタカタと震え、泣いているのがわかった
「こんな……こんなに、小さい……っ、強い海兵…で…っ、」
「ビビ…‥、ありがとう……っ」
「……っ！！」
「1人で…いる、私…‥気にかけて…くれて……っ、嬉しかった……」
Aの声をかき消すように外が騒がしくなりルフィ達が窓の外を見ていた
「ん？なんだ？」
「…っ、こんな時に…っ！って……！？」
Aとビビも驚きの声を上げる一味のそばへと行き窓の外を見た
ーー「あいつらと行きたきゃ行けばいい……お前が決めろ、A………」
「スモー……カー………」
城の入り口でバイクに跨る見慣れた男
葉巻を2本咥え煙を蒸す男に目を見開いた
「おい！！海軍が来るなんて聞いてねぇぞ！！」
「わ、私も入れるなんて……っ！」
「ビビ様！！！大変です！！ここにご家族がいると……っ！！」
イガラムに似た姿の女が扉を勢いよく開け状況を説明している
下にいるスモーカーに目が釘付けになったAには会話が入ってこず、覚悟を決めたように唾を飲んだ
「ルフィ……」
「お前の迎えだろ？」
「私……楽し、かった……だから……友達として…、見守ってて…ほしい……」
背中を押すようにAの持つ銀のプレートとルフィの左手首をこつんっと合わせ部屋を飛び出して行った
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「スモーカー大佐…！困ります！！ここにご家族は……そもそもいるんですか！？」
「……いるだろ、海賊も一緒にな」
ギロリと見るスモーカーの目に守衛が小さな悲鳴をあげ後ろへと下がった
「スモーカー、大佐！！！！！！！！」
城内の扉から大きな声で呼ばれた声に目を向けると息を切らしたAの姿
止血剤が切れたのか所々に血が滲む包帯に眉を一瞬顰めた
「……どっちだ…海賊か？それとも俺が迎えにきた海兵名乗ってる家族か？」
「な、何を言って……」
スモーカーの意味深な言葉に近くで聞いていた守衛がザワザワとした
「…っ、一度は…一味に加担…して……っ、海軍らしく、ない……こと…した……」
ゆっくりと歩みを進めるAにスモーカーもバイクから降り首元へ下げたタグを取った
「…っ、でも！！！私、は……っ！！スモーカーの…っ！！そばに…いたい…っ！！！スモーカーと、生きたい…っ！だから……っ！！」
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琥珀 - １８９の所のスモーカーの名前で一つだけ「ストーカー」になってますよ (11月17日 13時) (
レス) id: d10101ae22 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：usagi | 作成日時：2023年1月30日 13時
