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「俺たちにはこれが……！って、そっか…」
左手首に巻かれた包帯を見せられAの腕がないことに気づいた
Aも伏目で肩を握り一歩後ろに引いた
「Aっ！」
「！！」
ウソップの声に反応し投げられたものをキャッチした
手に広ろげ目を見開き涙が溢れた
「っ、…これ……っ！」
「お前にとっての証、だろ？」
いつも首に下げていたタグ…ではなくよく似た銀のプレート
中央には”×”のマーク
麦わらの一味とビビにしかわからないマークが描かれていた
「どう…して……」
「スモーカーが首に下げてたやつ、あれに似せて作ってみたんだよ」
「やるじゃねぇかウソップ！！」
「……っ、」
大事そうに胸に抱き締め涙を流すAをナミがぎゅっと抱き締め頭を撫でた
「…っ、ナミ……」
「船に乗った時はこんなに泣き虫じゃなかったのにね…？ドラムで助けてくれた時はありがとう…クロコダイルと戦ってる時、かっこよかったわよ？」
「…あり、がとう……っ、ナミ、が…っ…最初……、気づいて…っくれて…っ、嬉し……かった…っ、」
ナミの胸元で泣くAにチョッパーがよじ登り首元へ抱きついてきた
「おれのこと、……っ！忘れないでっ、くれよな……っ！！」
「……うん、チョッパー…っ、忘れる…わけ、ない……っ、助けて……くれて…っ、ありがとう……っ、」
チョッパーの毛で涙を拭くかのように顔を押し付け頬擦りをし、チョッパーも嬉しそうに笑っていた
「…サンジ、まだ…っ、夢…ないけど……っ、みんな…みたいに……見つける…っ、」
「おぅ…そん時にゃ、絶世の美女になってることを期待してるぜ？」
「……無理…っ、サンジの…料理、じゃない、と…っ、大きく…っなれ、ない……っかも……っ！」
Aのその言葉に乱雑に頭を撫で嬉しそうに笑っていた
「嬉しいこと言えるじゃねぇかよ…っ！」
くすぐったいようなその撫で方に鼻を啜りサンジの腰へと抱きついた
「……腹減ったらいつでも来いよ。最高の食材でもてなしてやる」
「……うん…っ、」
「おいおい、俺との喧嘩はどうすんだ？A？」
「クソ剣士！！俺とAちゃんの感動を……っ！」
「ゾロ、は……たしぎ…っ、倒すよ…っ？」
「いっ！！！あの女は苦手だって言ってんだろ！！！！」
サンジの元を離れゾロの方へ抱きつくと持ち上げられ胸元へと顔を埋めた
「敵……なるから…っ、いつ、でも……戦える…っ、」
「…そうだな…」
「…お酒……スモーカー、にまだ…言ってない……」
「お前絶対それ言うなよな！！！」
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琥珀 - １８９の所のスモーカーの名前で一つだけ「ストーカー」になってますよ (11月17日 13時) (
レス) id: d10101ae22 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：usagi | 作成日時：2023年1月30日 13時
