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「っ…」
包帯だらけの手で涙を拭きながらいつもよりも遠く感じる帰り道
「何メソメソしてるんだ」
「！？」
聞きなれた声
はっと顔を上げるとそこに居たのは
「なん……で…」
大好きでも守りきれなかった
「消…太さん…？なんで……」
「退院だ」
「でも！！」
骨折した両腕をぐるぐるの包帯で支えられ顔もミイラのように包帯だらけ
見ただけでも重症患者
「あ、歩きで帰るって！！なんでタクシーとか…」
「お前が歩いてたから」
「私はそりゃ…えっ……出た時からずっと……？」
さっきまで流していた涙は驚きで渇きいつの間にかスタスタと歩く相澤を追いかける形になっていた
「帰る方向一緒だろ」
「で、でも！！」
小走り気味に相澤の後を追いながらだんだん歩幅が合い無言のまま、俯いたまま帰り道を歩いた
.
.
雄英高校の前を通り過ぎ先に家に着いたのは相澤
「包帯」
「？」
くるりと後ろにいるAに向き直り見せてきたのは自身の腕に巻いた包帯
ぐるぐると巻かれた包帯を両腕でがっちりと固定されていた
「手伝ってくれないか？あと巻き直して欲しい」
「あっ…は、はい！！」
目を合わせないまま言われるがままのように玄関のドアを開け部屋の電気をつけた
いつもと変わらないはずの部屋なのに何故か緊張してしまう
「確かそこの引き出しの…」
「あっ…私病院から一応もらってきたので..」
カバンから袋のまま取り出した包帯を机の上に置くと相澤もいつものソファがあるところに腰掛けた
「な、なにか飲みますか？」
「いやいい」
「そ、そうですか…」
「……」
ぎこちない会話に自然とお互いに気まずくなってしまう
寄れて取れかけた包帯を少しずつ解いていき厚みのあった腕から変色した腕が覗いた
「…っ…」
自然と手が震えてしまう
相澤も分かっているかのようにじっとしながら何も言わず見つめていた
.
.
「い、一応これで…」
「ありがとな」
いつもはここで頭を撫でてくる
だけど今はそんなことはできない
「消太さん…」
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usagi(プロフ) - ユウさん» ユウさん！初めまして！いつも見ていただいてありがとうございます！毎日更新したいところですが亀更新ですみません(＞＜)ですが楽しみに待っていただいて本当に嬉しいです！今後とも読んでいただけると嬉しいです！ありがとうございます！ (2018年8月13日 23時) (
レス) id: f1af8bd20b (このIDを非表示/違反報告)
ユウ - はじめまして！いつも楽しく拝見させてもらってます！この作品大好きで毎日更新すれてるかチェックしてるくらい好きです！笑また次も楽しみです！頑張ってください！ (2018年8月7日 19時) (レス) id: 74ed180ca2 (このIDを非表示/違反報告)
usagi(プロフ) - メグミさん» メグミさん！はじめまして！読んでくださってありがとうございます(＞＜)完全妄想ワールド全開な気がしますが〜！嬉しいです！！これからも更新頑張っていきますので読んでいただけると嬉しいです！ (2018年5月25日 13時) (レス) id: f1af8bd20b (このIDを非表示/違反報告)
usagi(プロフ) - ジンさん» ジンさんはじめまして！なかなか更新出来ない中読んでくださってありがとうございます(＞＜)これからも更新頑張っていきますので読んでいただけると嬉しいです！ありがとうございます！！ (2018年5月25日 13時) (レス) id: f1af8bd20b (このIDを非表示/違反報告)
メグミ - この作品めちゃめちゃ面白いです！更新待ってます！頑張ってください！！ (2018年5月23日 19時) (レス) id: 98b5dd73cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：usagi | 作成日時：2018年4月21日 8時
