石切丸とのんびり本丸生活 (ページ6)

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のんびり3日目ページ6

『誰か現代遠征に付いてきてくれませんか？』

朝一本丸の全員を集めてみんなに聞いてみる。

「何か用事があるんですか、主。」

手を挙げて発言したのは長谷部さん。

長谷部さんはいつも厳粛な雰囲気なので緊張してしまいます。

そんなにかしこまる内容ではないんですけどね。

『今日はお守りを買いに行きたいんです。』

今年は年の離れた弟の受験の年なのでどうしてもお守りが欲しいんです。

と、付け足した。

みんな私に弟がいるのは知っていて、弟も審神者になりたいということでどうしても受かってほしいんですよね。

本当は1人で行けたらいいんですがそれだと寂しいですし。

みんなの方を見るとみんなの視線が1人の方に向いている。

「はーい！それなら石切丸様はどうですか！」

「私かい？」

「石切丸様ならおくわしそうですし！あるじさまもあんしんでしょう？」

今剣がぴょんぴょんと跳ねながら発言した。

みんなの視線が向いていたのも石切丸さんですし

石切丸さんと一緒って、なんかご利益ありそうですしね。

石切丸さんは少し考えている。

嫌でしょうか…

「もちろん、同行させていただくよ。」

『よかったです…では、お願いします。』

その後、石切丸さんに集合の時間だけとりあえず伝え、解散しました。

みんながそれぞれの部屋や持ち場に戻っていきました。

広間で1人冷静になってふと、気づいてしまいました。

よく考えたら石切丸さんと二人きり、ですよね。

……

『燭台切さん！！歌仙さん！！私に服を選んでください！！』

私はこの日、本丸に来て以来最も大きな声を出しました。