のんびり2日目 ページ4
「あっるじさまー!!! きょうは、おはなみ!ですよ!」
布団を畳んでると障子が勢いよく開き今剣が飛び込んできた。
さすが短刀…
小さい子は元気で可愛らしいですね。
『まずはおはようございますですよ、今剣。』
「えっへへ、ごめんなさーい!」
本当に平安刀とは思えません…
「おはようございます、あるじさま! はやくおそとにきてください! 歌仙と燭台切がまってますよ!」
『はーい、わかりました。とりあえず布団を畳んで…』
よいしょ…
意外と布団って重いですよね…
うう…
「てつだいますよ、あるじさま!」
『ありがとうございます、でも大丈夫ですよ。』
私よりずっと年上とはいえ罪悪感がすごいですしね…
「もー! あるじさまがやっていたんじゃいつまでもいけませんよ! ほら、かしてください!!」
あっ
そう言って思いっきり布団を取られた…
今剣はそれを軽々と運びタンスに押し込んだ。
あれ、私さらっと今剣に貶されて…いませんよね。
「ほーらあるじさま! いきますよ! と、そういえば」
私の腕を掴んだ今剣がこっちを向いて止まった。
可愛いお顔がこっちを見て…
『ど、どどうしたんですか…? 今剣』
「いえ、なんでもないですよ! ではいきましょー!!」
え、え?
何だったんでしょうか。
『って、今剣! 早いですよー!!』
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作者名:雪ミナト | 作成日時:2018年9月25日 2時