金髪くんが好きなんです！！！【我妻善逸】

＊ ページ8

〈善逸side〉


「あっ、いやっ、ち、違うんだAちゃん！」



A「、、、」



小春「善逸ぅ、誰ですこの方？」




ちょっと静かにしてて貰えません！？！？




A「いや、私がそれ聞きたいんですけど」



小春「やだ、怖い、、、この人凄く怒ってるわ」



「取り敢えず離れてくれる！？」




やばいやばいやばい、今人生で一番危険を感じてるよ、なんの危険かは分かんないけども！

命かな！？それともAちゃんとの仲かな！？



、、、どっちもだね！！！




A「私、外出とくから。話が終わったら来て」


「いやっ、ちょっと待って！」




俺が呼び止めてもAちゃんは足をとめない

Aちゃんが今まで聞いた事ないような音立ててたんだけど、どんな気持ちなの今





小春「ねぇ善逸」



「ああどうしようどうしよう、Aちゃん怒ってるかな、それとも悲しんでるかな、俺振られたらどうしよう生きていけないよぉぉぉぉ！」



小春「連れ出して」



「、、、はぇ？」



小春「旦那と一緒にいるのが苦痛なの、」



小さく震えながら小春さんは続ける



小春「助けてよ。こんな生活続けるなら鬼に喰われた方がましだった、、。ねえお願い、私を、どこか遠くに連れ出して！」




涙を目に溜めて俺を見つめてくる

不思議と、綺麗だとは思えなかった






「小春さん」








「嘘つくのやめません？」



小春「何、言って」



「俺、昔も言ったけど耳がいいから、嘘くらい分かるんだよ。昔だって聞こえてたよ！冷たくてそれでいてねっとりした嘘の音が！」


「だけど信じたくなかった、、、俺には小春さんしか居なかったから。」




だけど、今は違う。大切な人が、Aちゃんが居るから。



小春さんにそっと微笑み、俺を掴む手を離す




「さようなら」









小春「ぜんい、、、ﾁｯ」

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