金髪くんが好きなんです！！！【我妻善逸】

＊ ページ38

使用人「明彦様がご到着です」



母「大丈夫よA、気を強く持って。」



「うん！私、自分の気持ちをちゃんと伝える」








.
そして私と母上、そして叔母様のいる部屋に明彦さんとお義父さまが入ってきた



叔母「本日はお越しいただきありがとうございます」



義父「こちらこそこのような素晴らしい機会をありがとうございます」



叔母「さて、早速ですが婚約手続きの方で、、、」




っ、今しかないよね。


手をぎゅっと握り締め、自分を奮い立たせて声を出す




「そのことなんですが！」





私の一言でここにいる人達全員が驚いたようにこちらを見る





「私は、明彦さんと結婚できません」




「私には想い人がいるんです。とても大切な人なんです、だから貴方とは結婚できません」





言った、言ってしまった、、、

でもこれが本当の気持ち。

善逸くん以外の人と添い遂げるなんてこと出来ない




どんな反応をするだろうか？叔母様は大激怒してるだろうし、お義父さまもきっと怒っていらっしゃる。





明彦「なっ、！？」



叔母「A！！いきなり何を言い出すかと思ったら！」





ぱんっ！と乾いた音がしたかと思うと頬がヒリヒリと痛む


あぁ、ぶたれたのか私


でも不思議と恐れる気持ちが無くなった。
代わりに私を支配するのは善逸くんへの強い気持ち





叔母「お見苦しいところをお見せして申し訳ありません。この子は少し慣れない環境で疲れているのでしょう、、、どうかお許し下さい」



義父「い、いえ、、、」





、、、やっぱり駄目じゃん。気持ちを伝えても、受ける側が受け取ろうとしてくれない。


でも、それでも！





と、その時だった




使用人「明彦様！！！」




明彦さん家の使用人の方がいきなり部屋に入ってきた




明彦「こんな時になんだい」



使用人「それが、この間の件ですが、、、」




三人はこそこそと何かを話し合っていた




明彦「失礼しました」



叔母「どうされたのですか？」



明彦「、、、」





？？？

いきなり黙り込んでどうしたんだろう？




祖母「大きな損失がでたらしいねぇ」




そんな声がしたかと思ったら

使用人さんが出ていった方からお祖母様が部屋に入ってきた





叔母「損失って、一体どういうことですか？」

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