金髪くんが好きなんです！【我妻善逸】

奥さんを探せ ページ43

遊女1「あ、あの子三味線うまいわね」

遊女2「そうね、、、すごい迫力」

遊女1「最近入った子？」

遊女2「耳がいいみたいよ。一回聞いたら三味線でも琴でも弾けるらしいわ」

遊女1「でも不細工よねぇ、、、」

遊女3「よく入れたわねお店に、、、」

遊女2「踊っている子と一緒に売られてきたそうよ、それにしても綺麗な子！！！踊りも上手だし、この子は大物になるんじゃぁない？」

遊女4「アタイにはわかるよ、あの子達は二人とものし上がるね」

遊女3「ええっ？」

遊女4「自分を捨てた男を見返してやろうっていう気概を感じる。そういう子は強いんだよ」

遊女1「そ、そうなんだ、、、」


善逸「(見返してやるあの男、、、！アタイ絶対吉原一の花魁になる！！)」

(※なれません)









それから善逸くんは三味線と琴の腕を上げ
私は踊りまくった


善逸「なんか俺たち、自分を見失ってたね」



虚ろな目をして私たちは廊下を歩く



「ね、つい必死になってたよ、、、
音柱様のお嫁さんの"雛鶴"さんを探さないと」


善逸「ずっと聞き耳立たててんだけど雛鶴さんの情報はないぞ」


「そっかぁ、、、私がもっと頑張ってお客さんにも聞いてみようかな」




善逸「いや、ちょっと待って」


「？」


善逸「一大事だ、女の子が泣いてる、行こう」


「了解！」




善逸くんの、こういうとこ好きだな、
私は優しくもなんともないから助けを求めてる人を前にこうも動けないと思うんだ。

善逸くんといると楽しいけど、自分が嫌いになっていくよ

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