【SnowMan】可愛すぎる最年少【男主】

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田中Side



岩本くんがAにキスした時は正直驚いた

だって幾ら可愛いって言っても相手は男なのに

同じグループのアイドルなのに


隣にいたジェシーの顔をちらりと伺えば、さっきまでふざけていたとは思えないほど怖い顔をしていた


「ありえねぇ」


そう小さな声が聞こえた気がした

少し心配になって声を掛けると、たった今岩本くんとAがキスしているのを見てAへの本当の感情に気がついたらしい


少し話すと「お前もAのことが好きなんだろ」そう言われて内心少しびくっとしてしまった

気付かれたんだ、今までは幾ら可愛くても男を好きになるなんてあり得ないと自分の気持ちに嘘をついていたことを

揶揄うふりをしながらなんとかAの気を自分に向かせられないかと考えていたことを


肝心なAは俺たち2人からの突然の告白のようなものにびっくりして戸惑っている

そりゃそうだよな、俺自身もびっくりだわ

Aと目があって困ったように笑いかけると、どうするのが正解なのか分からなかったのか恥ずかしそうに目を背けられてしまった

そんな挙動すらも可愛いと感じてしまう俺は相当前からAに性別なんか関係なく惚れていたんだろう


ジ「…つーか、まだここにいる誰もAのこと自分のものに出来てないってことっしょ？」


そう9人に問いかけるとみんな少し複雑そうな表情ななった

まだ違うグループで接点も9人に比べると少ない俺たちでも勝機はあるのかもしれない


ジェシーがAに"絶対俺のものにする"と宣言した

いやそんなの俺も負けてらんねぇじゃん


田「俺は前からAのこと好きだったし。マンズ兄さんにも負けねえから」


Aの目をまっすぐ見て真剣な表情で伝える

いつもふざけて揶揄ってばかりだった俺がこう言えば少しは伝わるんじゃないかな

つーかジェシーもうキスしてるし


田「いきなり色々言ってごめんな、俺のことも少しは意識してくれたら嬉しいよ」

葉『じゅ、じゅりく、ん、ん』


ちゅ、と控えめなリップ音を立ててAから離れる
Aを抱き抱えていた岩本くんからはすげぇ怖い顔で見られた


マンズ兄さんにもジェシーにも誰にも絶対負けねえ

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