【SnowMan】可愛すぎる最年少【男主】 (ページ14)

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◯深澤Side

深「まだ開いてるかな…」

用事があるから早めに事務所を出たのに忘れ物をしたせいでまた戻ってきてしまう羽目になった

事務所に戻って受付の事務の人に事情を話すとまださっきの会議室の鍵は返ってきてないらしい

ってことは誰かまだいるのか

深「まだ誰かいるってことすかね？」

　「ちゃんとは覚えてないですがまだ滝沢さんと葉宮さんが出られてないとは思いますよ」

深「…分かりました、すんませんありがとうございます」

事務の人に挨拶をして急いで会議室のある階を目指す

なんでこんな時に限ってエレベーター全く来ないんだよ…

深「やっと来た…」

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先ほどの会議室の目の前に着いた

ドアノブに手を掛けようとした時、まだ会議室の中にいるであろう2人の声が聞こえた

Aと滝沢くんの声だ

声が小さくなんて言っているかまではわからないけど、絶対に今入っていける雰囲気ではないことは俺にでもわかる

滝「…ね、～…くれた？」

葉『……い』

滝「…んと…わいい…」

ドアに耳当ててみてもよく聞こえねぇ…

でも何となく滝沢くんがAを口説いてるんだろうなってことはわかった

滝沢くんまでAのこと狙ってるとかまじでもう勝ち目ねぇじゃん…、いや前々から狙ってそうだなってのはわかってたけど…

そんなことを悶々と1人考えていたらドアの向こうからAの何とも言えない声が聞こえてきた

葉『ん、！む♡ぁ』

深「！！…っ、これは…、まじか」

キスされたんだ、滝沢くんに

滝沢くんまでAに本気なんて…

しばらく脳内がフリーズして動けなかったけど、こんな場面に遭遇しちゃ仕方ない

止まっていた手を動かしてドアノブを捻る

葉『た、たつやくん……っ！』

滝「ん、どうした？忘れ物か？」

俺が目の前に現れたっていうのに滝沢くんは顔色一つ変えずにAを抱きしめたままでいる

深「その手…、離して下さいよ」

滝「そんなに怖い顔するなって、Aと少し話してただけなんだから」

深「…、そ、そうっすか」

滝「じゃ、A。また今度な、俺仕事あるから」

そうAに伝え、俺が目の前にいるにも関わらずキスをする

葉『ん♡ぁ…』

おおよそ人前でするのはありえないような舌を入れたキス

Aは息苦しそうに、頬を赤く染めて目を潤めた

滝「じゃあな、2人とも」

Aから離れると滝沢くんは俺の肩にぽん、と片手を置いて会議室から出て行った