29匹 ページ35
休日明けにフロイドと教室に入ると、既にクラス中がその話で盛り上がっていた。
フロイドが席に座ったので、横に座ろうとしたら、膝の上に座らさせた。
ポム「にしても、ようやく付き合ったのね」
オクタ「フロイドも報われてよかったなぁ！！」
フ「うるせー」
ハーツ「にしてもさぁ、お前らいつもよりイチャイチャしすぎだろ！」
フ「つきあってんだからいいの！」
後ろからギュッと抱きしめるフロイド。
因みに、あの宴の次の日にちゃんと2人でデートはしてきたし、なんなら、そのままフロイドは私の部屋で寝起きしている。
ポム「あら？フラーラったら寝ちゃったの？」
フ「あー……ココ最近寝れてなかったみたいだから」
オクタ「うっわ、フロイドがそんなやさしそーな顔すんの初めて見た」
ハーツ「マジカメ載せないから写メ撮らして」
フ「お前らあとでぜってぇ締める」
トクトク聞こえる心音と低い体温がきもちい。
お揃いの匂いでも、フロイドの方がいい匂いな気がする低い体温も、大きな手も、間延びした声も口調も『だいすき』
オクタ「あらあらまぁまぁ」
ポム「愛されてるわねぇ」
フ「あったりめーじゃん」
クル「駄犬ども！！早く席につけ！！！」
フ「フラーラおきて、イシダイせんせぇきちゃった」
『んん……あ、ありがとうフロイド』
そっと膝から降りてちゃんと椅子に座った。
一緒に授業を受けて、ご飯を食べて、フロイドはバスケ部に行って、私はルーク先輩のいるサイエンス部に行って部活。
先輩たちにフロイドとの報告をして、お祝いの言葉を頂いた。
ル「Oh la la！ついに猫の君もムシュー・愉快犯と結ばれたんだね！実にめでたい！ボーテ！」
『ありがとうございます。みんな祝ってくれて、本当に恵まれてます』
ト「はは、俺の方からリドルに伝えておくよ、最近気にしてたみたいだからな」
『あら、そうだったんですね、ロゼにはいつもお世話になっているのでまた、紅茶でも持って遊びに行きます』
ト「嗚呼、待ってるよリドルも喜ぶし、可愛い後輩が結ばれたんだ、2人でいつでも来てくれ」
『ありがとうございます！』
ル「もちろん、私の寮にもいつでもきておくれ！毒の君も君たちの吉報を喜んでくれるさ！｣
『あ！！ヴィル先輩には本当にお世話になったのでお礼をと思っていて……ハンドクリームなんですがヴィル先輩に渡してください。後日改めて直接お礼をしにお邪魔します。』
ル「ウィ！任せてくれたまえ！」
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作者名：涼 | 作成日時：2022年9月8日 18時
