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21匹 ページ27

AM04:00アラームが鳴る前にスマホのディスプレイを叩く。
クアッと大きな欠伸をしてベットを抜け出す。
横には枕を抱えて、むにゃむにゃ寝言を言ってるユウちゃんとどうやって登ったのか分からない、グリムちゃんが大の字で寝ている。

身だしなみを整えてから寮の共有キッチンで朝食の準備をしていると、寝癖のままのジェイドがのそっと冷蔵庫をあさりに来た。

『おはよう、ジェイド』

目をしばしばさせ、まだ眠そうに

ジェ「おはようございます」
『ご飯食べる?』
ジェ「いいですか!頂きます!」
『ちょっとまってて頂戴』

野菜スープと厚切りトーストを3枚ジェイド用のオムレツとベーコン

作り終わったものから皿に盛り付けていく。
ジェイドはキッチンの後ろに置かれている小さめのテーブルで何か食べていた。

ジェイド用の朝ごはんを盛り付けて渡すと頂きますとニコニコしながら食べ始める。

『足りないと思うけどゆっくり食べるのよ』

ジェ「はひ、あひはとうごはひまふ(はい、ありがとうございます)」

大きなリスみたいで思わず笑ってしまった。

ユウちゃんとグリムちゃん用のオムレツとベーコンを焼いて、ジェイドにあげたスープの残りをよそってトレーに乗せていく。トーストはかなり分厚いので、半分に切った。

洗い物も終わらせて大体片付けた

『じゃあ部屋に戻るわねまた後で!』
ジェイドに声をかけてトレーを持ってキッチンを出ようとした。
ジェ「ご馳走になったので部屋まで送りますよ」
『え?もう食べ終わったの!?』
ジェ「美味しかったので」

スマートに私の手からトレーを持って歩き出す
部屋まで運んでくれたお礼を言って部屋に入る。

テーブルにトレーを置いて紅茶を用意して、部屋着から制服に着替えて、ベッドルームに行く。

『おはよう、起きて?ご飯できてるわよ ほら、グリムちゃんも』
監「ぅんん……おかあさん……あと、ごふん」
『お母さんじゃないわよ、ほら起きて』
監「うぅ……」

全然起きない……気分の乗ってないフロイドみたい……わぁ……面倒臭い……

締め切ったカーテンを開いて、窓も開けるて、布団を剥ぎ取る。

『起きなさい』
怒気をはらんだ声で静かに言うと、グリムくんは飛び起きて、ユウちゃんの顔を2回ほど叩くとゆうちゃんも起きた。

『おはよう。さぁご飯できてるわよ?』
監「え……ァ おはようございます」
グ「おはようなんだぞ」

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作者名: | 作成日時:2022年9月8日 18時

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