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15匹 ページ21

放課後 寮の自室に篭っていた。
フロイドもいない、完全1人の空間で作業を進める

今回は魔法陣の刺繍ではなく、魔法石そのものを付与したアクセサリー型のおまもり。

金属パーツは既に出来上がっているため、主役のパーツを作りながら、魔力を入れつつレースを編み上げる。

本当に魔力量の多さに感謝しなきゃ……

1つ 形になっているのは女性もののピン
ヘアアクセサリーではなく、服の装飾などにつかうもの、でも服だけでは利便性にかけるため、バックや帽子にも使用可能なものに。

これがもし、成功したら同様の男女問わず使えデザインもいいかもしれない。

編み上がった黒いレースは控えめに花の模様を入れた。
主役パーツである魔法石はカットを少しいれゴールドの台座に固定。 ちなみに魔法石の効果は防衛 魔法が使用者に向かって放たれた時それを弾くものらしい。

レースをフリルのように寄せて土台に固定してからその上に魔法石を固定させる。


「フラーラ!!!!」

!?

何事?

思わず意識がそれてそれぞれのパーツは付かずパラッとテーブルから落ちてしまう。

『何するのよ!』

?声が出ていない

振り返って声がした方を見れば血相変えて立っているアズール、フロイド、ジェイド

ア「魔力を使い過ぎた!!廊下までお前の魔力が漏れてるぞ!」

ジ「フロイドが気づいて、1度部屋を訪れたのですが反応が無いため、慌ててアズールのところに走ってきたんですよ」

フ「なんか作る時はオレ呼んでっていっつも言ってるよね?なんで呼ばねぇの?魔力ダダ漏れだしさぁ……取り敢えず飯食いに行くよ」

ア「全く……集中力がありすぎるのも問題だな……今何時だと思ってるんだ。深夜だぞ!?深夜!!」

ジ「明日の授業は休んでくださいね。先生方には伝えておきますから」


……そんなに皆して怒らなくてもいいじゃない……

フ「そんなフグみたいな顔してもダメだから、つーかフラーラが悪いんだかんね?」

はぁと、とても大きなため息を吐いてフロイドに抱えられながらラウンジまで連れていかれた

フ「オレ作ってくるから待っててぇ」

いつものソファーに座らされて、右側にアズール左にジェイド。
アズールはぶつくさ言いながらメイク落としのシートでメイクを落としてくれて、ジェイドは結っていた髪を解いてくれた。

フ「全部食ってね」

テーブルの上にはフロイドの特性シーフードサラダ パスタ スープにパン
ちゃんと全部食べました。

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作者名: | 作成日時:2022年9月8日 18時

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