ネコザメとハロウィン ページ15
「トリックオアトリート！！」
元気いっぱいにそう言った。
「元気な声だなぁほら、ひとり一個だぞー！」
ハートのお兄ちゃんが僕たちにお菓子の入ったかぼちゃのバケツをくれた
「オレたちみたいなこわぁい兄ちゃんがうじゃうじゃ居るからお菓子もらって来いよ？ フラーラ先輩も気をつけて！んじゃあまたなぁ！」
「ハートのおにーちゃんまたねぇ！！」
『さぁ坊やたち今度はスタンプをもらうわよぉ！』
「おー！！」
バラのお庭の入口におっきい眼鏡の人とお写真を撮ってる人と小さい人がいた。
『ロゼー！スタンプを貰いに来たのだけど』
「やぁフラーラ スタンプはこっちだよ」
『さぁ、坊やたちこのお兄さんについて行ってバケツの中にある紙にスタンプを押してもらいなさい』
「はーい！！」
「やぁ小さなお客様方 迷わないようにしっかり僕についておいで」
お兄さんはお靴をコツコツならしてお庭に入っていく
「フラーラ衣装よく似合ってるぞ」
『お褒め頂きありがとうございますトレイ先輩』
「フラーラちゃんのドレス姿はじめてみたぁ！ちょ〜可愛い〜！マジカメ載せていい？」
『ふふ、ありがとうございます。ついでにマジカメにあの子たちの情報も載せていただけると有難いです。迷子らしくて…』
「OKOK！！けーくんにまかせてぇー！」
「にしても、皆そっくりだなぁ」
『ええとても可愛らしいですよね』
「おねぇーーさーん！スタンプ貰ったあ！」
「こら！走ると危ないよ！！」
『ロゼ助かったわ、ありがとう ほら坊やたちお兄さんにありがとうした？』
「お兄さんありがとう！！」
「礼儀正しい子はいつでも大歓迎だよ。トレイこの子達にもお菓子を上げておくれ」
「ほら君たちこっちに並んで喧嘩しないで仲良く食べるんだぞ」
「はーい！！ありがとうお兄ちゃん！！」
「まるで母と子だね」
「そうだな」
「ねぇどことなーくフラーラちゃんにあの子たち似てない？」
「そうかい？」
「んー…まあ！気のせいかっ！」
#かわいい後輩ちゃん
#ハロウィン
#迷子？
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作者名：涼 | 作成日時：2022年9月8日 18時
