気まぐれウツボとネコザメちゃん (ページ14)

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ネコザメとハロウィンページ14

ママぁ……パパぁ……どこぉ？

ママぁ……？

おっきい木がたくんさん……

ここどこお……？

『あら？坊やたちこんな所でどおしたの？』

きらきらのおねえさんがとんがったおくつでしゃがんだ

「あのね、あのね」
「ママとパパがいなくなっちゃったの」
「ここどこお？」

『あらあら大変ねぇ……お姉さんと一緒に探検しながらママたちを探しましょう？』

「たんけん！？」
「たんけんしたい！」

きらきらのお姉さんはニコニコしながら僕たちの手をにぎってくれた

「おねーさんもだいまほーしさまになるの？」

『そうねぇ…魔法士様になれるかしら？』
「なれるー！」
「なれるよ！！」

『うふふ、坊やたちがそう言うならお姉さん、魔法士様にならなくちゃね』

コツコツって音を鳴らしながらお姉さんはどこかに歩き出した。

あわてて追いかけようとしたら木の根っこにつまずいちゃった

『あらあら、大丈夫？坊や』

ふわってしてからもう1回地面にたった。

『あら、コレに躓いたのね？』

お姉さんはぼくを抱っこしてまた歩いた

『坊やたち走っちゃダメよ？この学園にはいろぉんな怪物が居るから坊やたちがハグれたら食べられちゃうわ』

「おねぇさんといたら食べられない？」
『もちろん！私もこの学園の生徒ですもの』
「おねえさんつよいの？」
『そうねぇ…強いかはわからないけど、こんなことならできるわよ？』

お姉さんはキラキラの石がついたペンを振ったらぬいぐるみが僕たちの手の中にでてきた

『あなた達へプレゼントよ私から離れたらその子たちがビービーなるから私から離れないでね？』

「おねえさんすごーい！」
「かわいー！！」
「おねえさんありがとお！！」

『坊やたちはとっても良い子なのね！これならたくさぁんお菓子を貰えるわよ！』

「ほんとー！？」
『ほんとよーほら、アソコがメインストリートよ？あそこでお菓子を配っているから沢山もらいなさいね』
「やったあ！」
『さぁ、一緒に行きましょう』

まっくろのお洋服と帽子を被ったお兄ちゃんたち

「フラーラ先輩！こんちわー！」
『あらエースくん』
「つか、その子たちどうしたんッスか？」
『迷子になったみたいなのよスタンプラリーしながらママたちを探しているのよねー？』

お姉さんが僕立ちにふりかえってコテンって首をかしげた

「早くママたち見つかるといいな！」
「うん」
『ほら坊やたち言わなきゃいけない事あるんじゃない？』

僕たちはみんな一緒に頷いて「トリックオアトリート」