Dangerous boy.

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急いでバイト先から走って


いつもの公園に向かった。









｢ （人2）!!!! ｣









私の大好きな声。


大好きな人。









『廉ｯ!!!!!!!』




思いっきり廉に抱きつく。


私よりも1回りガッチリした男らしい身体の廉が
優しく私を抱きしめてくれる。









『会いたかった。さっき会ったばっかりなのにずっと会いたくてたまらなかったよ。』





廉への思いが溢れ出す。




いつもはあんまり大胆に抱きついたりしない私に少し照れながら嬉しそうに俯く廉が

たまらなく愛おしくなって







『廉。耳真っ赤やん。可愛い!!!!!!!』





なんてからかえば




｢うっさいわ！ （人2）がそんな可愛いこと言うからやん…あほ…｣






すこし掠れた声で言い返してくる。









――ああ。この人に会えて本当良かった。




って心の底から実感した。









しばらく幸せの時間に浸っていた時









｢少し聞きたいことあるんやけどええ？｣








急に真面目な顔で声のトーンが下がった。









――ﾄﾞｷｯ






思い当たることがありすぎて

心臓の動機が収まらない。









そんな嫌な予感は簡単には外れてくれなかった。









―― ｢今日倒れたのってほんまに貧血やったん？誰か関わってたりしいひんの？｣









あまりにも痛いところを突かれて

私は思わず俯いた。

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