収まった先 ページ9
.
JJ「A...」
もう何度目だろう...
彼が私の名前を口にするのは
掴まれた手を
一生懸命引き戻しながら
とうとう.....ポロポロッ....
涙がこぼれた
見られたくなくて
下を向くと
一気にその手を引き寄せられ...
収まった先は
彼の胸の中...
押し返そうとするけれど
昨日から一睡もしていない私は
自分が思う以上に力が無かった
JJ「泣ける場所もナイのっかょっ...」
キツく抱きしめられた胸の中
私の両手は空を掴む
こぼれる涙が止まるまで
彼は何も言わずに
私を包み続けた
彼の匂い
彼のあたたかさに
私の中の憤りが
落ち着きを戻していく
説明がつかない自分の気持ち...
フゥ...
深呼吸した...
.
.
JJ「.......A...」
私の背中を撫でながら
耳元で私を呼ぶ
聞こえた言葉に
少し体を離した...
JJ「....」
A「....」
うつむき加減の私の頬に触れると
そっと親指で頬を撫でた...
そして、
彼はポケットからiPhoneを取り出した
.
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iori(プロフ) - えひょんさん» 「私」になってもらえてるだけで感謝なのに、貴重なコメントまで...本当にありがとうございますTT 皆さんの言葉にどれだけ励まされるか...感謝しています＾＾* (2013年6月29日 10時) (
レス) id: 3b64f71eae (このIDを非表示/違反報告)
えひょん(プロフ) - 初めまして。今まで作品を読ませていただいてたのに、コメもせずすみません。今朝は読んでたら涙が止まらないくらい感情移入してしまいました。お忙しいと思いますが、更新楽しみにしています！ (2013年6月29日 8時) (レス) id: 6d4ac2e494 (このIDを非表示/違反報告)
iori(プロフ) - りこさん» 当分「廃人」生活は続くね...。でもがんばれーーーッ！ (2013年6月28日 23時) (レス) id: 3b64f71eae (このIDを非表示/違反報告)
iori(プロフ) - ami★さん» こんな妄想に申し訳ない...。ありがとうございます> < (2013年6月28日 23時) (レス) id: 3b64f71eae (このIDを非表示/違反報告)
りこ(プロフ) - 廃人状態で読むと…殊更に感情移入してしまって胸が苦しいよーTT (2013年6月28日 23時) (レス) id: 8c240f9f73 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：iori
| 作成日時：2013年6月25日 15時
