ウ サ ギ のふりした オ オ カ ミ くん

ウサギ ？ オオカミ ？ -７ ページ7

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「 … あ ！ Aさん

おかえりなさい ！ 」








エプロンをして

鍋つかみを手にはめているジョングクくん 。





「た 、 ただいま 。」




これは

まさか




「ちょうど 今出来上がったんです 。

Aさん 早く着替えて来て下さい ！ 」





ジョングクくんの 手料理 。


手料理 って響きだけで素晴らしいのに 、





" ジ ョ ン グ ク く ん の " 手 料 理 。




… 果たして

そんな神聖なものを

平民のわたしが

召し上がっていいのでしょうか 。



バチが当たりそうで怖い 。 (なんで)









とにかく着替えてリビングに戻ると

テーブルには

色とりどりなサラダ と カレーライス 。






「簡単なものですみません 。」





「そんなことないよ ！

とても美味しそう ！ すごい ！ 」





「 ふふっ 。

そう言ってもらえて良かったです 。 」






あぁ …


わたしには見える 。


ジョングクくんの うさ耳が っ ！



照れて片方だけ半分折れる うさ耳がっ ！ (痛)








「ここに来てからずっと

Aさんにご飯作ってもらってたから 。

お世話になってばかりじゃ悪いので

これから 、 出来る時は僕が作りますね ！ 」







あれだ、


ジョングクくんはうさ耳の生えた 仏 だ 。






「うん 、 ありがとう 。」



「早く食べましょうっ ！ 」







やはり人に作ってもらったご飯は美味しい 。


帰ったら何作ろうか悩んでたから

とても助かった 。









「あ ー 、 美味しかった ！ ごちそうさま ！

片付けはわたしがやるから 、

ジョングクくんは休んでて ！ 」







「いえ 、 僕がやりますよ ！ 」





立ち上がり食器を持とうとした腕を

掴まれる。









…… ひぃ っ



ジョングクくんの 上 目 遣 い 。




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