ウ サ ギ のふりした オ オ カ ミ くん

ウサギ ？ オオカミ ？ -20 ページ20

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「 ふふ っ 。」





「 ？！？！？！？！？！ 」



私の願いが届いたのか

急に笑い出すジョングクくん。




顔を上げると 、 いつもの彼の優しい笑顔 。







「 Aさん 、ずっと固まってるから (笑)」





「 あ 、 ご 、 ごめん 、、、 」





「 いや、 僕もごめんなさい 。

ちょっといじわるしたくなっちゃいました (笑)」






そう言って

やっとわたしをソファに下ろす 。







「 水 、持って来ますね 。」








全身にジョングクくんの感触が残ってて

まだ心臓がうるさい 。




今まで全然気づかなかったけど

腕とか意外とがっしりしてて

男の子なんだなって改めて実感した 。





はぁ 。

ジョングクくんは一体何を考えてるんだか 。









「 どうぞ 。」




「 ありがとう … 。」






持ってきてくれた水を口に運ぶ 。






「 Aさん …


僕 、 ちゃんと好きですよ 。」






「 ……… へ っ ？？ 」






ドキィィィィィィ ！！！！！！

痛い痛い ！！！！

心臓破裂する ！！！！







「 ほら 、前に言ってたじゃないですか 。

男が好きなのか、 って 。」









「 ちゃんと 、 女の人が好きですよ。 」









「あ 、 そっか 、 そう 、だよね 。

変なこと言ってごめんね 。」







な 、なんだ (汗)


変な倒置法使うんじゃないよ (汗)



今ので5年寿命縮んだわ (滝汗)



にっこり笑ってるけど

わたしのリアクション見て

絶対楽しんでるだろ、この子 ！！！






なんだか悔しくて

ジョングクくんから視線を外す …







「 … ジョングクくん 。 本当にごめんね 。」





「 Aさん さっきから謝ってばっかり (笑)」





だって 。


ジョングク越しに見える

キッチンテーブルにはラップのかかった夕食が 。




ずっと、 待っててくれたんだと思うと

本当に申し訳なくて 。





・

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