ウ サ ギ のふりした オ オ カ ミ くん

ウサギ ？ オオカミ ？ -16 ページ16

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「「違う違う違う違う ！！！ 」」




「あんた 、 バカなの ？」

「お前 、 バカ？」





「そ 、 そんな言い方しなくても … 汗 」





仕事終わり 。

久しぶりに同期の

ユナとユンギと飲みにきた 。







「認めたんじゃなくて

Aの発想に呆れたんでしょ ！」





「ほんと

お前の思考回路どうなってんだよ(笑) 」








… この３人で集まると

いつもわたし説教されてる気がする 。






ジョングクくんと一緒に住んでることを

唯一知っている2人 。









「だ 、 だって 、」





そうでも思わなきゃ

変にジョングクくんのこと意識しちゃうし 。




ジョングクくんの恋愛対象が男かもって

思うようにしてから

なんか気楽に一緒に居られたし 。







「 否定しなかったし …

ジョングクくんみたいなイケメンが

わたしのこと相手にするはずないから 、

そうなると、

同性として手繋いできたっていうのが

一番納得いくし … 」







万が一 、 億が一 、

ジョングクくんが

わたしに気があって

手繋いできたとしたら



地球が滅亡するレべルでヤバイやつだよ 。








「でもさ 、

俺なら好きでもないヤツに

勘違いされるような態度は取らないけど 。」





… は ？

なに言ってんだ 、 コイツ 。





「社内の女全員あんたにメロメロだけど ？ 」




「別に俺なんもしてね ー もん 。」






ユラの言葉に大きく頷くわたし 。


そして真顔で答えるユンギ 。






… 確かになんもしてないけど 。


普段ク ー ルで後輩に厳しくて近寄りがたいのに

なんだかんだ優しいから

そのギャップにみ ー んなヤラれてる 。



ジョングクくんほどではないけど

イケメンだし 。


今や社内のアイドル 。









まぁわたしは好きな人に素直になれなくて

素っ気ない態度とっちゃうタイプだけど 。







「ジョングクって子もきっとそうだろ 。

男なんて案外単純に出来てるぞ 。」






左の口角をキュッとあげて

意地悪そうに笑うユンギ 。






それは

ジョングクくんの恋愛対象に

なった子しか知れない部分だから

わたしには全く無関係だもん 。







「しっかしフラれたばかりのタイミングで

年下のイケメンが転がり込んでくるって

どこの漫画だよ (笑) 」





「ほんと (笑)

あたしにもそんなハプニング

起きないかな ー (笑)」





ゲラゲラ笑う2人を睨みつけながら

ビ ー ルを一気に流し込む 。



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