ウ サ ギ のふりした オ オ カ ミ くん

ウサギ ？ オオカミ ？ -11 ページ11

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「あ ー 。 きもちわる … 」





飲みすぎた 。



結局終電で帰って来たけど

駅から家まで歩くのもキツイかも 。




とりあえず 、ロータリーのベンチで休ん …









「Aさん っ ！ ！ ！ ！」





「 ？ ！ ？ ！」





改札を通り抜けると

聞き覚えのある声 。




視線の先には 、







「… ジョングクくん 。 」





「おかえりなさい ！ 」




「え 、 なんで 、」




「コンビニついでに

Aさん なかなか帰ってこないし

心配で来ちゃいました 。 笑 」








ーーー キュン





……… キュン ？ ！ ？ ！



だめだめだめだめ ！





ユナの言ってたことは絶対デタラメだけど



もしも 、 万が一


ジョングクに少しでも

あざとい考えがあるのなら

そんなの思うツボじゃんかぁぁあ ！ ！





「 あ ー ！ ！ ！ ！ 」




ジョングクくんに限って

そんなこと考えてるはずないのに


ユナが余計なこと言うから

変に気にしちゃうじゃんか ぁぁあ ！





「Aさん 、 大丈夫ですか ？ 笑 」




頭をブンブン振り回すわたしを見て

笑うジョングクくん 。







「大丈夫じゃない ！

酔っ払った ！ 具合悪い ！」





これでどうだ ！ ！

女のくせに 、 年上のくせに酒癖悪い


って引くだろ ？ ！ ？ ！





少しでも悪い印象を与えて

ジョングクくんの邪念を消し去らなければ ！




天然記念物保護のために ！ ！

これがわたしの義務なのだ ！ ！







なんて意味のわからない

葛藤していると 、





わたしの前に

手を差し出して

ニコっと笑うジョングクくん 。



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