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宇髄さんの気迫に男は慌てて

「いや、そんな、、ちょーっと強めのお酒を…」

なんてごにょごにょ言っていたが、
私が吐きそうになったことを察してくれた宇髄さんが
トイレまで連れていってくれた。

「すみません…初対面でこんな醜態を……」

「気にすんな、あいつが悪ぃからな」

「…本当にありがとうございます」

そう言いふにゃりと笑顔を向けると
彼は顔を手で覆いそっぽを向いてしまった。

「あの…?」
そう聞くと彼は急に真剣な顔つきになり、

「お前はもっと危機感を持て。」

なんて言われ軽くデコピンをされた。

「ごめんなさい、こんな状態じゃさらに迷惑かけちゃうので今日はもう帰ります…!」

「んじゃあ俺も帰るわ、ついでに送ってく」

「い、いいんですか?!さっきの可愛い子といい感じだったんじゃ……」

そう言うと宇髄さんはズイッと顔を近づけ

耳元でこう言った。

「最初に見た時からお前だけが気になっていた」

そんなこと言われ慣れていなくて
りんごみたいに顔を真っ赤に染めた

みんなの所に戻り、
宇髄さんが幹事に事情を伝え2人で抜けることに。

女性陣は宇髄さん目当ての人がほとんどだったみたいでとても残念がっていたしなんなら少し睨まれた気すらする。

「それじゃあ……今日はこれで…楽しかったですありがとうございました!」

そういうと男性陣が一斉に
LIME交換しよう!と寄ってきて
対応に困っていると宇髄さんに腕を引かれ、

「こいつはダーメ」

と耳元で言われてしまったので
私はまた赤面し、みんなは何かを察したようで
諦めて席に戻ってくれた。

「んじゃ帰るぞ〜」

「それじゃあ失礼します」

みんなに軽く会釈をしお店を出ようとしたところ
まだ酔いはさめていないようで足元がおぼつかない

フラフラとした足取りの私に気づいた宇髄さんが
ほら、と手を差し出してくれたので
おずおずと握る。

大きくて暖かくてどこか安心する彼の手に
どきどきしっぱなし。

「あ〜、ちなみにAんちどこら辺だ?」

「えっと、鬼滅駅です、家までは大丈夫です!
これ以上はご迷惑かけられませんから…」

「あ?んなこた気にすんな。こんな時間に酔った女をひとりで帰すほど馬鹿じゃねえよ。ちなみに俺も鬼滅駅だしなぁ」

「○○マンションっていって駅から歩いて10分くらいのとこです、本当にご迷惑じゃ…「ほんとか!?俺も同じマンションだわ!」

奇遇だなぁ!なんて笑う彼…


「え!?同じだったんですか!?」

正直驚いた

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花菊(プロフ) - こんにちは、とても面白かったです。(はやく続き読みたい・・・。)更新、頑張ってください!応援してます!! (2020年9月13日 18時) (レス) id: bb31b5d897 (このIDを非表示/違反報告)
宇佐美(プロフ) - ありがとうございます!本日更新できるようがんばります! (2019年10月28日 11時) (レス) id: 3bcdadf515 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 宇髄さん最推しなので、嬉しいです!応援しています!更新頑張ってください! (2019年10月27日 20時) (レス) id: 2141c8a0fe (このIDを非表示/違反報告)
みつき - 続きが気になりますね。応援します。頑張って下さい! (2019年10月20日 23時) (レス) id: 07d3d3da7d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:宇佐美 | 作成日時:2019年10月20日 19時

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