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次の日
俺は 昨日居た 土手へと向かった
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ひまだから 水切り でもして
待つ俺 。
廉『 よっしゃ最高記録 ー ！ 』
なんつって ひとりではしゃいでて
馬鹿みたいや 。
廉『 遅いなあ 』
貴『 誰が遅いの？ 』
耳元で 声がした 。
俺は 吃驚 して そのまま
川へと 尻餅をついてしまって 、
ほんま情けな · · ·
貴『 ご！ごめん！大丈夫？！ 』
A が 驚いた表情 と 申し訳なさそうに
手を 差し伸べてくる 。
相手の目を見詰め ゆっくり と
手を 握る 。
ここで 手を引っ張って 巻き添いにしたら
どういう反応するんかな 。
でも 女の子やしな · · · 。
なんて考えて動かないでいると
“ どしたの？ “ と 首を傾げてくる 。
廉『 ううん なんもない 』
“ よいしょっ “ と おじさんみたいな
声を出しながら 立ち上がる 。
貴『もう本当にごめんね！』
なんて可愛く謝る A
許しちゃうよな 。可愛いって正義 ！
廉『 A は 急に現れすぎなんよ ！ 』
って 、頬っぺたを引っ張る 。
A は “ いひゃい · · · “ と 言ってる 。
あ 、俺 女子の頬っぺとか初めて触ったわ
柔らかいんやなあ 女子って 。
面白くなって ぷにぷにすると
貴『 遊ぶなあ 』
って 頬を膨らませるからそれもまた
面白くなって つんつんする 。
すると 掴まれる腕 。
廉『 んおっ、ごめんて 』
怒ったのかと思って咄嗟に
謝る俺に対して A は、
貴『 ふふっ、 いいよ っ 』
って 笑顔でそう言った 。
2日しか まだ 会っていないのに
こんなにも 打ち解けているのが 不思議だ
俺 すげえ人見知りなのに 。
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作者名：“ * にしはた りう . | 作成日時：2019年8月10日 6時
