放浪少女は今日も自由に海をいく【ONEPIECE】 (ページ30)

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「っえ！？ルフィ、あんたいいの！？それで」

「あー、まぁAには仲間になって欲しいけどよぉー…」

ついうっかり突っ込みを入れてしまった。Aにも事情があるのだろうし、強制したいわけでは勿論ない。ただ、こうもあっさりうちの船長が身を引くなんて、信じられないのだ

「そ、そうだぞルフィ…Aはわたあめつくれるんだぞ！」

「しかもスーパーなメカニック。俺に負けず劣らずおもしれぇ発明家だな」

「それに！超絶キュートで可愛い！素直！天使なんだぞ！！ルフィてめぇ！こういう時に限ってなんでそんなあっさり身引いてんだ！！」

若干不純な動悸も聞こえたが皆もAに対するイメージは好印象なのだろう。口々にはやし立てている。大抵は船長が暴走しそれを船員が止める、という流れになる事しか無いので、いつもと違う流れは新鮮だった。

「でもなぁ、Aはーーーだめだ。」

あくまで不本意である、という不服は顔に出しつつ、ルフィは迷わずそう言った。「ダメってなんで」と問いつめてみても「ダメなもんはダメだからなぁ」なんて意味のわからないことをボヤいている。サンジやチョッパーの時はあんなにも追いかけ回していたくせに？と首を傾げるしかない。
その違いはなんなんだ。