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薄く息を吸い込んで、ゆっくり
「………エース、」
そう、呼んだ。
受話器越しから、声は聞こえないけど、
微かな息遣いが聞こえた、気がした。
「…………さん」
『っ！あっ！なんでさん付けなんだよ！』
「……や、なんとなく、？癖？で」
『やり直しだ、もう1回、さん無しな！！』
「っえー、………………エース？」
『…………』
「どうしたんですか」
超えが返ってこなくなった、やっぱり馴れ馴れしいからさん付けろ！とか言って来ないだろうか。と思って、「エース？」「やっぱりさん付けの方がいいですか？」と声をかけると、しばらくの沈黙のあと
『や、いやいやいや、それでいい、別にいい』
「そうですか、なら、このままで。」
『おう』
そんなふうに帰ってきた。
別に嫌では無いらしい。
エース、と呼ぶのはなんだかこそばゆい。けど、なんだか、彼の仲間に1歩近づいたような、そんな気がして
「ね、エース」
『……なんだよ、……A』
前から私は名前で呼ばれていた筈なのに、なぜか彼に呼ばれるそれすらも少し嬉しく感じる。
「んーん、呼んでみただけ〜」
『は？……なんだよそれ』
「いや、なんか、仲良しさんみたいで嬉しいなぁって」
そう答えると、『仲良しさん？？』と疑問形が返ってきた。
「私、全然そうやって親しみを込めて名前で呼ぶ人居ないので。なんかちょっと……レア感？変な感じだなぁと。」
『ふーん…………。じゃ、名前にさん付けのサッチ達より、俺の方が“仲良しさん”だな！』
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あゆ(プロフ) - エースと恋に落ちる作品もう一作みたいです;; (2023年2月9日 15時) (
レス) @page38 id: d18f4b6c2a (このIDを非表示/違反報告)
幸せうさぎ(プロフ) - chiさん» コメントありがとうございます！なんとか完結まで持っていけて良かったです…！最後の更新に時間がかかったにも関わらず、見ていただきありがとうございました！！ (2023年2月9日 9時) (レス) id: b10acb6a2f (このIDを非表示/違反報告)
chi(プロフ) - なけた( ´:ω:` )おつかれさまでした (2023年2月6日 18時) (レス) @page37 id: 6cc6324467 (このIDを非表示/違反報告)
幸せうさぎ(プロフ) - ベルモットさん» ベルモットさん。眠り姫シリーズも読んでくださってるんですね…！嬉しいコメント本当にありがとうございます！ (2023年2月6日 18時) (レス) id: b10acb6a2f (このIDを非表示/違反報告)
ベルモット - 眠り姫シリーズから読み始めました。引き続きこの夢小説に行きつきました。シリーズを通し一貫して雰囲気や伝えたいことが似ている部分もあって安心感があります。 (2023年1月30日 11時) (レス) id: 9942db35dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：幸せうさぎ | 作成日時：2023年1月28日 21時
