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でも、こうして笑うと、エースは何故か少し寂しそうな顔をする。気づいているのか、分からないけど。それ以上深くは聞いて来なかった。
「……言いたくないことは言わなくていい。」
「……」
「けど、お前がもし何か聞いて欲しい事があった時、絶対に俺は迷惑だとは思わねぇからな。」
変なこと考えんなよ、と念を押される。
優しすぎる彼の言葉に、それでも私は小さくうん、と頷くのが精一杯だった。
「……お前は筋肉もねぇ癖に痩せすぎだからな、あと1口は食え」
「ええー…」
「じゃないとまたこの岬の上からお前抱いてバンジーするぞ」
「めっちゃ嫌！！…わかった、一口だけね」
「ほい、ひとくち」
「1口デカすぎだろ」
「バカ言うな、俺にとっては1口のーー5分の1くらいしかねぇぞ」
軽口を叩かれれば、何となく渡された大きすぎる1口分も食べられるような気がした。
自然と口角がゆるむ。
「エースの1口を基準にしないで欲しい」
「……お、やっと呼んでくれたな」
「っ！！いちいち取り上げないでよ、バカエース」
全然呼んでくれねぇからまたポートガス、って呼ばれたらどついてやろうかと思ったわ！なんてカラカラと笑うエースにつられて、気が付けば私も笑っていた。
日が傾き初めて薄暗くなる中、空はまだ曇天が広がり始めている。
けど、分厚い雲の切れ間からほんの少し差し込んだ夕日が雲を赤く照らしていて、
テラコッタとサックスブルーが折り重なって作り上げられたコントラストが、ハッキリと目に焼き付いて、鮮やかだった。
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あゆ(プロフ) - エースと恋に落ちる作品もう一作みたいです;; (2023年2月9日 15時) (
レス) @page38 id: d18f4b6c2a (このIDを非表示/違反報告)
幸せうさぎ(プロフ) - chiさん» コメントありがとうございます！なんとか完結まで持っていけて良かったです…！最後の更新に時間がかかったにも関わらず、見ていただきありがとうございました！！ (2023年2月9日 9時) (レス) id: b10acb6a2f (このIDを非表示/違反報告)
chi(プロフ) - なけた( ´:ω:` )おつかれさまでした (2023年2月6日 18時) (レス) @page37 id: 6cc6324467 (このIDを非表示/違反報告)
幸せうさぎ(プロフ) - ベルモットさん» ベルモットさん。眠り姫シリーズも読んでくださってるんですね…！嬉しいコメント本当にありがとうございます！ (2023年2月6日 18時) (レス) id: b10acb6a2f (このIDを非表示/違反報告)
ベルモット - 眠り姫シリーズから読み始めました。引き続きこの夢小説に行きつきました。シリーズを通し一貫して雰囲気や伝えたいことが似ている部分もあって安心感があります。 (2023年1月30日 11時) (レス) id: 9942db35dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：幸せうさぎ | 作成日時：2023年1月28日 21時
