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海賊、海賊というと、あの野蛮で、無遠慮に人の物を踏み荒らし奪うあの、海賊の事しか無いだろう。
もう、ダメだ、流石に頭が混乱してきた。
「…………あの、もう、この際貴方が海賊だろうが何だっていいです。それよりも、自分が何を言ってるか分かってるんですか??」
「あ?なんだ、テメェを飼うっつーことか?
安心しろ、ちゃんと面倒見る算段はついてる」
「違います!!そうじゃなくて!!」
本当になんなんだ、この人は
「組織を潰すって、貴方、たった1人でそんなこと出来ると思ってるんですか!?相手は何処にいるかも分からない、超巨大な組織なんですよ!?」
「何も組織全員しょっぴこうとしてる訳じゃねぇ。頭を潰せば組織は潰れる。俺の用があるのは“JOKER”と呼ばれてる奴だけだ。」
それが無謀だって、言ってるのに。しかもこんな北の海で。
「貴方は知らないのかもしれませんが、組織の中枢は殆どここにはいません。あの組織の主な活動拠点は……新世界なんですよ!?」
「あァ。それも知ってる。敵がそこにいるなら俺も新世界に行くだけだ。」
あきれた。思慮深くて聡明な人だと思っていたのに。それは勘違いだっんだろうか。
あっけらかんと語ってはいるが、無謀すぎる。
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あんちょろ(プロフ) - 楽しみに待ってます🤗 (2023年1月21日 1時) (レス) id: 67b3a9cf2e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:幸せうさぎ | 作成日時:2023年1月15日 22時